11月29日に韓国の羅老宇宙センターから打ち上げられる予定だった韓国発初の人工衛星搭載ロケット羅老号(KSL-1)の打ち上げが再び失敗に終わった。今回のロケットの1段目はロシア製で2段目は韓国製とされているが、2段目の推力制御するコントローラーに過電流が感知されてシステムに異常が起き、打ち上げが中断になった。次回の打ち上げは来年に先送りされる見通しだという。「羅老」は2009年8月19日に1回目の打ち上げを試みるも、ロケットの状態を点検するソフトが原因で失敗。2010年6月10日の2回目では2段ロケットの蓄電器システム作動の異常により、打ち上げ137秒後に空中爆発している。10月26日に3度目の打ち上げが実施される予定だったが、1段目ロケット連結部のゴムリングが破損し、日程が延期されていた。
このニュースに対するネット掲示板の反応は以下のとおりである。
*部品買ってきて組み立てれば自分たちにもできる!とか思ってんだろな
*きたねぇ花火にもなれなかったと
*ロシアの技術を盗む時間稼ぎだろ
*こっからどうやって日本のせいにするの?
*ま、盗用国家だから二度あることは三度ある
同情する書き込みはほとんどない。
今年の5月18日に韓国の多目的実用衛星アリラン3号が種子島宇宙センターから日本のHI-ⅡAロケットで打ち上げられたのだが、これは三菱重工業が国際入札で安く受注したもので、日本の純国産ロケットに韓国の衛星を相乗りさせて打ち上げたものである。
しかし、韓国の報道では打ち上げの様子をCGで再現し、ロケットに記されている日章旗とNIPPONの文字が消されていた。
アジアの親日度調査で日本が大嫌いと答えた国は中国を差し置いてダントツで韓国。
これだけ日本を嫌っているのに、NHKの「紅白歌合戦」に韓国の歌手が一組も出ないことが発表されると、韓国三大紙の中央日報、朝鮮日報、東亜日報が異論を唱えた。日本が大嫌いなのに日本の公営TV局が放送する知名度の高い歌番組にはどうしても出させたいようである。しかも韓国はいまだに日本文化を受け入れず、地上波で日本のドラマなどは放送されない。
世界で隣の国同士が仲の悪いケースは珍しくなく、イギリスとアイルランド、フランスとドイツ、ドイツとポーランド、デンマークとスウェーデン、ギリシャとトルコ、アメリカとキューバなど挙げればきりがない。
日本と韓国の歴史認識の食い違いを解消するのは無理だろう。
「日韓友好」と叫んでいるのは日本だけで、韓国からは「韓日友好」なんて声は聞こえてこない。
距離を置いて付き合うことも大切である。
冷却期間を置けば自分の国に何が欠けているのか、わかってくるかもしれない。
イメージ画像:写真素材 足成 (http://www.ashinari.com/2012/03/04-358625.php)