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生活様式の変化で家族と過ごす時間が増えたとはいえ、子育てが大変なのは今も昔も変わらない。今回はそんな子育てのごく一部にスポットを当てていくつかのアイテムを取り上げる。
「ピップ」の発祥はシャンプーハット?
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エレキバンでおなじみのピップは、知る人は少ないがシャンプーハットが発祥で、現在でも工夫を凝らしたシャンプーハットを販売している。その工夫とは子供目線で楽しさと慣れを追求した老舗ならではの製品だ。
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本稿のモデルは2人。まず一人目は千葉県の松島百花ちゃん10か月。母親の松島友里恵さんによれば「シャンプーハットはまだ少し早い感じはしました。初めて使用したので本人は少しおどろいた様子でしたが早く慣れればいいなと思いました」とのこと。
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パッケージの袋はハサミで切り取ればバスルームの壁面に貼りつく仕掛けなので、その通りにすると百花ちゃんは興味津々。
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今にも泣きだしそうな雰囲気だが、この水に慣れるまでに角度を変えることにより3段階のステップを経験できるので、こどもの進度をみて調整できるのも本品の特徴だ。
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シャンプー後はすっかり慣れてしまった感のある百花ちゃんだったが、シャンプーハットの穴の数により水を怖がらくなるような仕組みと興味をキャラクターに向けさせるダブル効果で慣れさせるシャンプーハットだった。
耳かきもカトラリーも「ののじ」の得意分野
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耳かきとカトラリーをはじめとした製品群を送り出す「ののじ」からは、LEDを内蔵した見える耳かき「ママ・ミエール」。安直な商品名は同社の伝統だが、名称そのままなのでわかりやすい利点はある。
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本稿二人目のモデルは、前出の百花ちゃんの兄である松島蓮くん5歳。わんぱく盛りだが、まだ自分で耳かきを使うには早すぎる。そこで親が耳かきをすることになるのだが、LEDの高輝度とすべらないように工夫されたグリップで、する方もされる方も安心の設計だ。
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続いてはカトラリー。さまざまな形状のスプーンやフォークがあり、離乳食用もある。同社によれば樹脂製の物は落としても割れず軽いので良いように思うが、噛んだ時の違和感で何でも口に入れてしまったり、噛んでしまったりするクセを付けさせないためには金属の方がいいという考えのようだ。それでも高品位のステンレススチールを使用し、金属独特の味や硬さを感じさせない工夫がされている。
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蓮くんに幼児用カトラリーを使用して食事をしてもらった。箸を使うには少し早いようだ。前出の母親によれば「5歳児では手首を返して食べがちですが、スプーンの正しい持ち方が自然に身に付き結果的に口に運びやすい感じがしています。右利き用と左利き用が分かれているからでしょうか」と、概ね好評だった。本人も美味しいといってどんどん平らげていく感じに見えた。またスプーンは切り分けやすく食べこぼしも少なくなったという。さらに遊びに来たママ友たちがカトラリーを見て興味津々で欲しがったたという話も聞かせてくれた。
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続いて乳児用の離乳食スプーンを再度、百花ちゃんにお願いした。カメラ目線で美味しそうに食べているのが見ただけでわかる。母親によると「出先ではシリコンスプーンを持っていきますが、どうしても噛んだり遊んだりが多くて困ります。金属製のスプーンはそもそも噛みつけないのと、エッジ部分が平らになっていて口当たりがよいのかちゃんと口の中にスプーンを含んで食べてくれます。それと長く使うと色の沈着がなく洗いやすいのも母親にはうれしいポイントです」と語ってくれた。
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多くのベビー用品や幼児用品がある中で、特に生活習慣や食習慣にかかわる製品は将来の子どもの心理状態に影響を与えるといってもよい。「食育」という言葉と教育が盛んにおこなわれるようになったのもこの意味からだろう。
子供の成長を願って子供に合った製品を見つけてみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影