結婚式やお葬式の費用を抑えられる!?互助会制度とは?保険との違いは?

  by taka_c  Tags :  

「将来のお金のことが不安…」と感じている人は少なく無い思いますが、特に最近は、投資や積み立てといったお金の管理に興味のある若者も増えています。
そんな中、積み立て制度のひとつである「互助会制度」と言うサービスは少しずつ注目されてきているものの、あまり知る人は多くないようです。
そこで、今回はその「互助会制度」について調べてみました。

(出典:株式会社サンセルモ ニュースレター)

Q. そもそも互助会ってなに?

A. 互助会とは、結婚式やお葬式のセレモニーにかかる費用を、月々一定の掛金で積み立てることにより、低料金にて儀式がとりおこなえる会員制システムのことです。
ケガや事故には生命保険、学費には学資保険があるように、冠婚葬祭に備えるための仕組みとして互助会があります。

月々の掛金で結婚式やお葬式の費用を抑えられる、「保険」のようなサービスですが、「互助会」と「保険」では違いがあるようです。

Q. 「互助会」と「保険」の違いってなに?

A. 冠婚葬祭セレモニー※を役務(サービス)として受けるのが互助会であるのに対して、約款に定めれた支払い事由に該当した場合に現金を受け取るのが保険や共済であるという点が、最も大きな違いです。互助会の役務は利用者のニーズにあわせて、標準的なコースが用意されています。

このように、「任務(サービス)を受ける」か「現金を受け取る」かといった、掛金によって受けられる対価に違いがあります。

Q. 互助会のメリットは?

A. 主に下記の4種類があります。

<1.通常よりも低価格で冠婚葬祭に関するサービスを受けることができる>
互助会の会員様は、結婚式やお葬式、成人式などのセレモニーを会員価格で行うことができます。会員価格は、一般価格から最大で約65%割引になる場合があります。
結婚式や葬儀は年間に一定の割合で利用するサービスのため、皆で出し合ったお金で用意した備品、設備を必要な人から順番に利用していくという、合理的な助け合いが可能となります。

<2.積み立て式の制度なので解約時には積立金の残りを返還>
基本的に互助会は積立式の制度なので、解約の際には手数料を差し引いた金額、つまり積立金の残りが返還されることがほとんどです。また、積み立てが途中でも利用できるケースが多く、もし満額を支払う前にセレモニーを行いたい場合であっても、現在の積立金との差額を支払うことでサービスが受けられます。

<3.冠婚葬祭以外のサービスを受けることができる>
冠婚葬祭以外でも家族旅行やレジャーで使うことができるサービスもあります。また互助会のサービスによっては、飲食店と提携している企業もあり、レストランなどで割引などのサービスを受けることもできます。

<4.いざという時の安心感>
互助会に入会しておくことで、急な訃報にも慌てることなく落ち着いて対応できる安心感も魅力の一つです。
冠婚葬祭の役務に精通した担当者と事前に打ち合わせできるので、セレモニーの様式や式場を焦って決める必要がありません。また、役務の提供ですので保険と違い、保険金の請求から授受のやり取りが不要です。

またサンセルモでは、葬儀を行われる約7割のご遺族が希望される「エンバーミング」もご満足の声をいただいております。「エンバーミング」では、ご遺体へのコスメティック、消毒・防疫、腐敗の防止、修復を高度な技術を持った有資格者が行います。新型コロナウイルス感染拡大を受け、そのニーズはより高まっています。

互助会制のメリットの1つに、「結婚式やお葬式、成人式といったセレモニーを、会員価格で安くあげられる」があります。その他にも、「積立式のため解約時は積立金の残りを返還される」、「冠婚葬祭以外にも、家族旅行やレジャーでサービスを受けられる」、「急な訃報にも慌てることなく対応できて安心感がある」など、掛金に応じた利点は多く見られます。

Q. 互助会のデメリットはある?

A. 注意点が2つありますが、仕組みを理解して活用すればデメリットにはなりません。

<1.積立金だけでセレモニー全てのサービスが賄える訳ではない>
毎月同じ金額を積み立てていても、積立金だけを使ったサービスの規模には限りがあるため追加料金などの支払いが発生する場合があります。せっかくサービスに加入しているのに思わぬ出費が出てしまった…という事態を未然に防ぐために、事前に説明を受けておく必要があります。

<2.サービスの幅が少なく感じられる可能性がある>
安心してリーズナブルにサービスを受けることができる一方で、互助会で利用できる会場や設備は限られてしまう場合があります。そういった背景から、互助会選びのコツとして式場や備品の種類もしっかり確認しておくことが推奨されます。

一方デメリットとして、「積み立てをしていても受けられるサービスには限りがある」や、「利用できるサービスの幅が少なく感じられる場合もある」などが挙げられます。メリットとデメリットの両方を考慮した上でより良い選択をしたいですね。

人生の中でとても重要な分岐であるのと同時に、重い出費となる冠婚葬祭。互助会制度のようなサービスは、そんな悩みを改善するきっかけになるのでは無いでしょうか。ぜひ、これからのお金の使い方のヒントに役立ててみてください。

taka_c

新製品のレビューや、気になる調査結果を見つけて紹介する駆け出しライター。ライフハックから、旅行、グルメ、動物、アニメ、などなど日々の気になった情報を幅広く更新。