動画を撮る人向けSONY「α7C」

  by ksk0101  Tags :  

こんにちは!カメラマンの長谷川敬介です!

ソニーから新しいカメラの発表がありましたね。
それが「α7C」。

フルサイズミラーレスで、 市場推定価格が21万円前後。
結構、魅力的なお値段なので、買おうかどうか悩んでいる方もいらっしゃると思います

個人的な感想としては、「動画を撮る人」おすすめのカメラです。

特徴を少しまとめたので、お伝えしていきます。

「α7C」の特徴

出典:Sony a7C

  • 1:世界最小・最軽量
  • 2:バリアングル
  • 3:そのほか動画撮影に役立つ機能

1:世界最小・最軽量

今回の「α7C」ですが、世界最小・最軽量が大きな特徴です。
ボディが約509g。
大きさも「a7Ⅲ」と比較すると、体積が81%小さくなっているようです。
a6600と比較すると、体積は110%と、a6600より少し大きいです。

同じタイミングでコンパクトなキットレンズも発売。
併せて使うことで、とっても持ち運びやすいカメラだと思います。

※ちなみにコンパクトのフルサイズカメラといえば、「SIGMA fp」が思いつきますが、今回の「α7C」は「光学式ボディ内手ブレ補正搭載のフルサイズセンサー搭載デジタル一眼として」とSONYの公式サイトに書いてあります。

2:バリアングル

バリアングルも嬉しい特徴です。
僕自身a7RⅢを持っていますが、「a7RⅢ」の背面モニターはカメラ背面に対して上下に角度調整ができるモニターです。
一方、今回の「α7C」は、 カメラの背面に対して横にモニターを展開することができます。

上下に角度調整をするタイプだと、カメラ上にガンマイクを付けたとき背面モニターがガンマイクで隠れて見えなくなってしまいます。

また、ジンバル(ZHIYN)を使ってローアングルを狙う際も、アームの部分にモニターが隠れてしまい見えなくなってしまうこともありました。

横に展開できるバリアングルだと、 様々な録画シーンでとても見やすいと思います。

3:そのほか動画撮影に役立つ機能

そのほか

  • ●4K動画
  • ●押しやすい位置にMOVIEボタンがある
  • ●リアルタイム瞳AF
  • ●タッチトラッキング
  • ●遅回し・早回し撮影ができる「スロー&クイックモーション」
  • ●自動電源オフ温度設定機能

など、動画撮影に役立つ機能がたくさんあります。

「自動電源オフ温度設定機能」とは、撮影時にカメラの電源が自動で消える温度を設定できる機能です。
動画を長時間回していると、カメラ自体の温度が上がってきます。それによって不具合が生じてしまうことがあるのですが、このカメラでは、一定の温度になったら自動で電源をオフにしてくれます。

さて、ここまで「α7C」の良い点をお伝えしてきましたが、次はちょっとデメリットをお伝えしていきます。
デメリットと言いますか、「動画撮影する人には向いてるけど、写真を撮る方には向いてないかも」といった内容です。

解説していきます。

「α7C」のイマイチな点

出典:Sony a7C

  • 1:カスタムボタンが1つ
  • 2:コントロールホイールも1つ
  • 3:ジョイスティックはない

1:カスタムボタンが1つ

「a7RⅢ」など、今までの機種にはカスタムボタンが複数ありました。
しかし「α7C」には、カスタムボタンが1つしかありません。
「フォーカスエリアの設定」や「ピント拡大」 など、カスタムボタンを多用してきた方にとっては、不便に感じてしまうかもしれません。

2:コントロールホイールも1つ

また、コントロールホイールも1つです。
マニュアル撮影をしている方は、2つのコントロールホイールを使って「シャッタースピード」と「 F 値」の設定をしていると思います。

「α7C」には、 コントロールホイールはカメラ背面の1つしかありません。
なので「シャッタースピード」と「 F 値」、 どちらかしかコントロールホイールでの設定ができないです。
マニュアル撮影している方にとっては、使いにくさを感じてしまうかもしれません。

3:ジョイスティックはない

ジョイスティックで、「フォーカスエリアの位置の変更」をしている方も多いと思います。
しかし「α7C」には、カメラの背面にジョイスティックはありません。

「α7C」では、背面モニターのタッチフォーカスでピント合わせをします。
ジョイスティックを多用している方は、慣れるのにちょっと時間が必要かもしれません。

以上、「α7C」 の特徴についてまとめてみました。

もし公式サイトから購入するのであれば、株主優待券など使った方が安く購入できます。
詳しくは「ソニーストアのメリット!カメラやレンズを安く買う方法」を参考にしてみてください。

カメラマン。料理写真を中心に活動しています。じっくり被写体と向き合ってる時間が好きです。広告スタジオ出身なので、ライティングを考えている時間も楽しいです。ライティングや画像編集に詳しいです。

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