今もなお緊急時、災害時に欠かせぬインフラ…… 2020年生まれの公衆電話が話題に

  by 中将タカノリ  Tags :  

携帯電話の普及によりこのところすっかり影の薄くなってしまった公衆電話

平成生まれ以降の世代にはイマイチ実感がわかないかもしれないが、緊急時や災害時に欠かせないインフラとしての機能はそれを知る世代からは相変わらず重要視されており、今も駅や公共施設で公衆電話を見ると、なんとも言えず頼もしい気持ちになってしまうものだ。

今Twitter上ではそんな公衆電話に2020年生まれの機種が出現したことが大きな話題になっている。「2020年生まれの公衆電話(MC-D8)を見つけてテンションブチ上がってしまった 生まれてきてくれてありがとうレベル… 」と投稿したのは、TwitterユーザーのINUHIRO Co.,Ltd(@WnWnO)さん。

https://twitter.com/WnWnO/status/1269613241371512832?s=19

「伝統工芸の道に進んだ若者を見る気分」

「珍しいなぁ、新しいのが入るの。大体はどっかの中古なのに」

「テレホンカードって何処で手に入れるのだ?謎……」

「防災の観点から公衆電話の設置義務があると聞いたことがあります~。

公衆電話の設置基準
市街地は、概ね500m四方に1台
それ以外の地域は、概ね1km四方に1台」

「おサイフケータイでの支払いが対応してれば面白いんだがなぁ」

「2年前に使ったのが最後かな。ケータイのバッテリーに余裕無くて。テレホンカードは今も財布に入ってる。」

一部で「スマートフォン決済に対応してほしい」という声もあったが、よくよく考えればその機能が使えなくなった時のための公衆電話。

「治に居て乱を忘れず」という言葉があるが、もし何か危機的な状況におかれた時に公衆電話の存在を活用できるよう、心づもりと使用法の再確認は欠かさぬようにしたいものだ。

※画像提供:INUHIRO Co.,Ltd(@WnWnO)さん

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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