楽しいもの、と聞いてまっさきに思い浮かぶものはなんですか?
私は「ゲーム」です。
さて、世の中には「楽しい!」に飢えた場所があります。
それが「会社」です。(※個人の意見です)
働かないとお金が手に入らない……。お金が手に入らないとゲームも買えない……。
……いや、そもそも働くことがとてつもなく苦痛かと聞かれるとそういうわけではなく、ただ、もう少しときめきが欲しい。世界のKONMARIさんも片付けにときめきが必要と仰っていましたが、仕事にだって、職場にだってときめきは必要です。
11月19日に「楽しい!」や「ときめき」に飢えた会社をゲームセンターに変えられる、とんでもシェアリングサービスが登場しました。
それが、ゲームセンターに設置してある“アーケードゲーム機”のシェアリングサービス……「アケシェア」です。
アケシェアとは?
ゲームセンターに設置してある“アーケードゲーム機”を、各企業さま等に1台から月単位でお貸し出しするものです・契約している各ゲーセン店の在庫品ですので、安価かつ安全なレンタルサービスを実現しています
・オフィスへの搬出入はもちろん月1度のメンテナンスも、“プロ”であるゲーセンが実施するので、御社でのメンテナンス対応は不要です
・フリープレイ、もしくは専用コインでのプレイモードとなるので、レンタル以外の手続きは不要、集金対応なども不要です
・e-Sports向けビデオゲーム機の場合、ゲームソフトは約300種類から選べます
・1機械3ヶ月設置以上で、無料で設置機械の入替も可能です
(参照:http://gamecentergirl.jp/arcade-sharing/)
「1ヵ月1万円」と聞くと一瞬高く思えますが、1プレイ100円と仮定すると1万円は100プレイ分相当の金額。
つまり、社員が20人なら、1ヵ月にひとり5プレイ。50人ならひとり2プレイで元が取れる計算に……そう思うと、かなりお得です。
サービスを始めたのは、ブログメディア“ゲーセン女子”などの運営をするGCG。
「年間 330 日ゲーセンに通うOL」ことおくむらなつこさんが代表を務める会社です。
アーケードゲーム機×シェアのサービスへ乗り出した理由について、おくむらなつこさんは以下のように語っていました。
人が何という価値にお金を払いたいか? それは「経験」だというものです。
(中略)
結局ゲーセンが100円で提供してきたものは、ただの「コンテンツ消費」だったのでしょうか?
改めて、わたしは「仲間と楽しむ時間」なのだと考えています。
(中略)
振り返れば、ゲームは昔から身近にありました。わたしが(実は)得意なお手玉も、(実は)得意な百人一首も、将棋も囲碁もトランプも人生ゲームも、○×ゲームやあっち向いてホイも、歴史のどの時代であっても人間の娯楽、楽しみとして、そばにありました。
そして近所の公園で将棋を指す人たちの周りには、人だかりが出来てきました。
テレビでプロの将棋の試合が放送されて、みんなで考察し、自分の試合に取り入れ、相手に意見をもらったりしてきました。
コミュニティのそばにいつも「ゲーム」があったのです。
アーケードゲームは「経験経済」時代になって、実はとても力を発揮できる状況になったのだとわたしは感じています。
一方で、法律の壁と、ゲーセンそのものがコミュニティを持っているという強みに縛られてきたとも思っています(とても悪い言い方をすれば、ゲーセンがコミュニティを持っていることに「甘えてきた」「頼ってきた」面もあったかもしれません)。だから、発想を変えることにしました。
コミュニティにアーケードゲーム側が寄り添う、コミュニティにアーケードゲーム機が出張することにしました。
(参照:http://gamecentergirl.jp/15316-2/?)
サービス開始にあたり導入が決定しているのは「カーツメディアワークス(東京都渋谷区)」「西鎌倉CONNECT(神奈川県鎌倉市)」「高橋創税理士事務所(東京都新宿区)」の3社。
「オフィスコンビニ」のように「オフィスゲーセン」がこれからメジャーになっていくかもしれません。
働き方改革の波を受け、リフレッシュルームやユニークな制度を導入することで快適なオフィスづくりに力を入れる企業も増えています。
「楽しい!」オフィスづくりの一環として、あなたのオフィスにも「ゲーム」を採り入れてみませんか?