中二病全開の超巨大銀河団を発見 その名も『フェニックスシステム』!

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太陽の2500兆倍、銀河系を含む銀河群の1000倍以上の質量を持つとみられる、観測史上最大級の超巨大銀河団が発見されました。マサチューセッツ工科大とNASAのチームが発見したこの巨大銀河は、地球から57億光年の彼方、ほうおう座(英語名フェニックス)の方角にあるため『フェニックスシステム』と命名されました。

なんという中二病心をくすぐるネーミングなんだフェニックスシステム!
ヒーローの必殺技みたいでカッコいいぞフェニックスシステム!
2500兆倍なんて今時小学生でも言わないぞフェニックスシステム!

フェニックスシステムは数十から数千の銀河が互いの重力によって結びついた天体で、中心部から吹き出すガスによって1年間に740個もの恒星(太陽のように自ら光り輝く星)が生み出されています。この740個という数字は、これまで観測されていた年間約150個を遥かに上回るペース。我々の地球を含む天の川銀河では年間1~2個しか生まれないということなので、フェニックスシステムがいかに活発に活動しているかがわかります。一般的に、銀河の中心には大質量のブラックホールがあって恒星の誕生を妨げているのですが、この銀河団の中心部にあるブラックホールはまだ若く勢力が弱いためか、盛んに新しい恒星が生まれているとみられています。

――最後に、聡明な読者諸兄はとっくにお気付きだと思うけれど、この場合の“システム”は“銀河”と訳すべき(例:Milky Way System=天の川銀河)だということをお伝えして、この記事を締めくくりたいと思います。だって『フェニックス銀河』じゃ、普通すぎて面白くないんだモン! ちなみに、“Milky Way System”をグーグル翻訳に入力してみたところ、「天の川システム」と訳してくれましたよ。一方、エキサイト翻訳は「銀河系」と正確に訳してくれました。翻訳機能ではエキサイト先生に一日の長があったようです。でもカッコイイな、天の川システム!

画像:NASAが発表した中心部の想像イラスト

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