加藤浩次さんが吉本興業・岡本社長の記者会見を痛烈批判 「こういったお笑いもあるんだ」「藤原副社長のフォローは嘘」

7月23日放送の情報バラエティー番組「スッキリ」(日本テレビ)で7月22日に開かれた吉本興業岡本昭彦社長の記者会見について取り上げた。

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吉本興業所属の人気お笑いタレントで同番組の司会を務める加藤浩次さんは、岡本社長の記者会見に対して、

「なんでこんなにグダグダなんだって思ったんですけど、途中から2時間くらいたってからですかね、”こういったお笑いもあるんだ”って教えられてるのかなって。あのパターンのお笑いは僕、見たことがなかったんでちょっとびっくりしましたね。」

と痛烈に批判。

続けて同じ吉本興業所属のお笑いタレントでレギュラー出演者の近藤春菜さんと

加藤さん
「なにも話が進展しなかったので本当に記者の方は疲れたと思います。本当にお疲れ様でしたと言いたいです。この会見を見て思ったんですけれど、真摯に正直に宮迫さんと亮が会見した。その裏ですぐ吉本興業が対応して会見する。どういったロジック、どういった理論構築をもってやってくるのかなと見ていたんですれど、そこに何もなく、答えとしては”冗談だった”とか”そういうつもりはなかった”とか”これから自分が変わっていく”とか……正直、今この令和になった時代でこんな会見がおこなわれるんだって正直びっくりもして悲しくもありました。”あぁ、こういう会社の社長のところに僕はいたんだ”って。ちょっとね、辛くなりましたね、見ていて。」

近藤さん
「私も見ていて気持ちがジェットコースターのように変わったというか、不安にもなりましたし憤りも感じましたし悲しさも感じましたし、私たちが声を上げたことがなんにも響いてないんだっていうこともありましたし希望が一つも見えなくて。社長としては”今後芸人と向き合って話していきます”って言ってましたけど、記者の皆さんの質問に対しても一つも的を得た答えが返ってこない。そういう、会話もちゃんと出来ない中で”じゃあ6千人いる芸人とどうやって話していくのよ”って不安にもなりましたし、社員も不安になったと思います。」

と岡本社長の態度や会見に臨む姿勢について感想を語り合った。

また加藤さんは

「”テープ回してないやろな”という発言は冗談だった。」

という会見中の岡本社長の発言を藤原副社長がフォローしたことについて

「(岡本社長が)”冗談だった”って言ったら藤原副社長がフォローしてて”聞いてたんだけど現場は実際スベってました”的な発言があったと思うんですけど、昨日、亮に聞いたんですけどその場には藤原副社長いなかったらしいんですよ。それなのに……そこも嘘があると思うんですよ。やっぱり対比が出ましたよね。宮迫さんと亮の正直にやった会見と、まだ嘘をつく、まだごまかそうとしてる会見と僕は見えてしまった。」

とまったくの嘘であると指摘。そのほかにもカラテカ入江さんの処遇や反社会的勢力に関するホットライン制度についても不満をにじませていた。

加藤さんは社長会見の前日となる7月22日の放送にて、

「俺は辞める!取締役(以上)が辞めないんなら。僕はそこを本当に思う。この怒りをどこにぶつけていいかわからないし、今までやってきたこともある。昨日、松本(人志)さんがワイドナショー(フジテレビ)でおっしゃってた。”大崎さんが辞めるんだったら僕も辞める”っておっしゃってた。

大先輩に対して僕が口をきくのはおこがましい話かもしれないですけど、松本さんにとってはずっと一緒にやってきて大崎さんは同志だと思う。松本さんの気持ちはすごいわかる。すごくわかる。でも松本さん、後輩ながら言わせていただきますけど、会社のトップなんです。みんな辛い思いしてて会社のトップが責任を取れない会社って機能してるのかな?

松本さんの優しさ……たぶん松本さんの優しさから、今まで世話になってきて一緒にこうやって東京で頑張ってきた。吉本興業が東京でここまで大きくなれたのはダウンタウンさんのおかげです。さんまさんもいたりもします。そういう頑張りがあって一緒にやってきたっていう気持ちはわかります。

松本さん、本心は本当に優しいんですよ。山本(圭壱)が問題起こしたときもいろいろ尽力してくれた。そういう松本さんに異見するのは本当につらくてしんどいですけど、松本さんのマネジャーではなく会社のトップで、社員の家族もいる。そして若手芸人の家族、そして生活があるんです。そうしたら今、吉本興業は取締役以上、経営側は絶対変わらないとダメ。その状況が会社で行われないなら僕は退社します。」

と、自身の進退を賭けて取締役以上の退陣を要求し、松本さんを中心とした新しい会社作りを提案していた。

加藤さんは経営陣が退陣しなければ自分が辞めるという考えに変わりがないことを改めて表明し、23日夕方より大崎会長と面談の予定があることを明かしている。

※画像は「スッキリ」公式サイトから引用しました
http://www.ntv.co.jp/sukkiri/

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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