女子高生デビュー◆ボランティアガイド

  by 安田 希代美  Tags :  

私が所属している『助けあいジャパン』の研修で被災3県を視察してきました。

 

8月6日は、岩手県大槌町の高校生ボランティアガイドデビュー日。

バスで丁度、私の後方席だった2人の女子高生は

「めちゃ緊張して来た」と話していましたが、とても上手に

「今でも地下水が沢山出て、祖母さんはこの水でしかお茶を飲まない事」等を話されました。

私は「何故ボランティアガイドをしようと思ったのか?」質問してみました。

役に立ちたいから等の答えを想像していましたが、彼女たちの返事は?「皆を笑顔にしたいから」と。

 

私が高校3年生の時に、こんな台詞は絶対に言えないし

その前に人前に立ち、夏休みにボランティアは出来なかったと思います…

隣は町役場~町長や約2割の職員の方がお亡くなりになっています。

10年間交際した婚約者が犠牲になられた男性も、ガイドをされていました。

私たちが涙ぐむ中のガイド~凄い精神力ですね…

「本来なら、この前を通るのは嫌だし、見るのも嫌。」

でも町観光関連の仕事だった彼女の遺志を継いだそうです。

 

皆さん、前を向いて力強く進みだしていましたが

まだまだ、深い悲しみの中にいる事も事実だと思います。

昨夜、津波当時の動画を見ました。カネマン↑さんの看板が映っている動画も。

津波から逃げた高台の寺からの映像(写真後方)~当時水の底に立った私。

私が今までテレビや写真、動画で見て来た物は、面でも線でもない、ただのだったのですね。

 

被災地でお金を使う事も大切だと思うし、お話を聞いてあげるのも心の復興”に必要だと思います。

大槌福幸きらり商店街で食べた、もつ煮込み定食500円。

 

助けあいジャパンでは『きっかけバス』~先ずは被災地を知る事が必要と

ボランティア無し、現地バス会社を使い復興商店街などで買い物をするツアーも主催しています。

詳細は助けあいジャパン” ホームページをご覧下さい。
http://tasukeaijapan.jp/?page_id=26752

 

皆さんも機会があったら被災地の現状を肌で感じ、私の様に“心の風化”を止めて頂けたら…

 

 

中々記事が書けずにいたのですが、今日は終戦記念日&お盆。

男性ガイドさんが話されていたように“身近にいる人を大切に”したいです。

2019年8月から新聞記者をやっています。総務省の制度で「福島県復興支援専門員」、公益社団法人助けあいジャパン情報レンジャー福島・福島県モニタリング公式webサイト「ふくしま 新発売。」記者を経験。 県や町の情報発信をする中で見逃しがちな事、広く知って欲しい事に沢山出会い記者経験をwebライターで生かしたいと思いました。28歳の娘がいます^_^;

ウェブサイト: http://inforanger.tasukeaijapan.jp/area/fukushima/

Facebook: yasuda.kiyomi