つまらない映画でも観続ける?それとも出ていく?

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今週の国内映画の興行成績は1位が『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』、2位が『BRAVE HEARTS 海猿』、3位が『おおかみこどもの雨と雪』と、家族で楽しめる映画が多く上位にランクインしています。
子供の頃、わくわくしながら劇場に足を運んでいたことを思い出します。

しかし、たまにどうも自分の趣味に合わない映画に出会ってしまい、映画館で苦痛の時を過ごさなければならない時もあるかもしれません。
もし、みなさんがそんな映画に出くわしてしまったときはどうするでしょうか?
「せっかく映画チケット代を払っちゃったんだし…」とそのまま観続けますか?
それとも、途中で映画館から出ていきますか?

実は、経済学的に考えると合理的な答えを導き出せるのです。
多くの人は「せっかくの映画のチケット代が無駄になるから途中で出ていくのは損だ」と考えると思います。
この映画のチケット代を経済学では『サンクコスト』と呼びます。
『サンクコスト』はどうやっても取り返せない費用のことで、経済学ではこの『サンクコスト』を無視することで合理的な行動を可能にすると考えられています。

映画のチケット代は『サンクコスト』なので、そのまま映画館で苦痛の時を過ごそうが、映画館を出ていこうが取り返せません。
つまり、どうせ同じ時間を費やすのならば、映画館でつまらない映画を観続けるよりも、途中で映画館から出ていって、その時間を別の楽しいことに費やしたほうが良有意義だということになるのです。

「映画のチケット代が無駄じゃないか〜」と思ってしまうのは自然ですが、経済学ではこれを『サンクコストの呪縛』と呼びます。
一見、心理的な問題にも思えますが、実は経済学の理論が潜んでいるところが面白いですよね。
世の中を楽しく生きていきたい人には少し合理的に考えて選択することも必要なのかもしれません。

画像: from flickr YAHOO!
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映画好きの経済学部生。 専攻は産業組織論。 来年から某SIerでエンジニアとして勤務予定。 ゆとり世代です。

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