お得に住める!賃貸の新たなカタチ“フリーレント物件”って一体何だ?

  by 丸野裕行  Tags :  

一人暮らしの生活をスタートしたいと考えている皆さんは“フリーレント物件”という言葉を耳にしたことがありますか?

お部屋探しをしているときに、不動産屋さんにすすめられた経験がある方もいるかもしれませんが、フリーレント物件というのは、入居後数ヶ月間の家賃が完全無料になる物件のことなんです。

最低入居期間がしっかりと設定されている場合が多いのですが、ちょっと家賃の高いなという物件でも数ヶ月分の家賃を差し引いて平均を出すと、実質家賃を低く抑えることができます。

今回は、このお得な物件に住んだことがある人はどれくらいいるのか、アンケート調査をしてみました!

フリーレント物件を選んだ女子のパーセンテージは?

Q.あなたはフリーレント物件に入居したことがありますか?

ない 91%
ある 9%
※男女100名『初めての不動産投資マガジン』アンケート結果

アンケート調査をすると、フリーレント物件にまったく住んだことがないと回答した人が9割以上を占めるという結果になりました。

このシステムを取る物件の名前を聞いたこともないという方も非常に多く、「なにそれ?」「聞いたこともない」という一人暮らし男女の割合も非常に多かったです。

フリーレント物件を知らないという人が非常に多い

「フリーレントって言葉を初めて聞く! 全然知りませんし、利用したことなんてまったくないです」(ESさん/30歳/介護職)

「このアンケートに答えるまで“フリーレント物件”という賃貸物件の用語すら知りませんでした」(WSさん/26歳/飲食店勤務)

「私が住んでいる居住エリアには、フリーレントを売りにしている物件なんてまったくありません。一定期間賃料が無料でも、契約内容が複雑でコワいですよね。ちょっとすすめられても、借りないと思う」(KAさん/24歳/自由業)

「地方だとフリーレント物件なんて聞いたこともないし、認知度も低いと思う。でも、そんなお得な物件があるのであれば絶対に利用したい」(ANさん/32歳/病院職員)

やはりフリーレント物件というものはまだまだ一般的に浸透していないということです。物件の数自体もまだ少数で、身近で知人で住んでいる人というのも非常に少なく、不安もあるのかもしれません。

また、これまでにはない、まったく新しいタイプの契約方法なので、今までの賃貸物件とは違い、契約内容が複雑そうで心配……という意見も多くありました。

フリーレント物件に出会える女子はラッキーなのか?

まだまだ未知の賃貸物件であるフリーレント物件ですが、実際に住んだことがある男女は1割以下でした。

「3ヵ月分だけ家賃が完全無料という物件に住みました。もちろん、水道代は別なんですが…。引っ越し代や前の家の諸費用がかかっていた分、この初期の家賃が無料でかなり助かりました」(ENさん/28歳/システムエンジニア)

「オフィス兼自宅にしようと探していたときに、不動産会社にすすめられました。他の物件とは違ってとにかく初期費用が安い。当初の予算を大きく抑えられたのですごく助かりました」(MAさん/29歳/フリーライター)

3年の定期借家で、初めの2ヵ月はフリーレント。で、3年経過した後も、大家さんと仲良くなっていたので更新もでき、かなりお得な気分でした」(KSさん/22歳/情報通信)

「父と二人暮らしだったのですが亡くなってしまい、初めての一人暮らし。心穏やかに過ごしたかった場所がみつかり、フリーレント物件だったので、すごく助かりました」(JNさん/25歳/看護師)

フリーレント物件に住んだことがあると回答した女子の意見には、「初期費用が極力抑えられてすごく助かった」という意見やお得だったと前向きな意見が多かったです。

入居するときに最初の2ヵ月分の家賃を振り込まなければいけない賃貸物件もある中で、初期費用が引っ越し代だけで済むというのは魅力的です。ボーナスなどの大金が入らないと引っ越しできない、という人にとっては朗報ですよね。

フリーレント賃貸物件のメリット

浸透していないフリーレント物件ですが、とても魅力的だということが理解していただけたと思います。

フリーレント物件は条件面が良すぎて疑心暗鬼になる場合もあるかもしれませんが、実はフリーレント物件の大家さんにとっても、すぐに入居者が見つかるなどのメリットがあります。
フリーレント物件、実は借主貸主の双方にちゃんとメリットがあるんです。

実際に住んだことがある人の意見にも、契約期間は決まってるものの、家賃総額が安くなったという意見もあり、とてもお得に暮らせる掘り出し物件なのかもしれません。ここでは、入居者と大家さん(または管理会社)の双方のメリットについて解説していきます。

入居希望者の場合

入居希望者の方にとっては、一番のメリットは、初期費用が安く抑えることができること。引っ越しのときには、【敷金、礼金、前家賃、日割り家賃、引っ越し代】と、かなりのお金がかかります。これに加え、親元を離れて、一人暮らし女子をスタートするとすれば、新居用の家具や家電も購入しないといけません。

例えば学生さんが一人暮らし女子になろうとすれば、
・敷金+礼金+前家賃(それぞれ家賃1ヵ月分)…5万円×3=15万円
・日割り家賃(7日分)…11,290円
・引っ越し代(単身パック)…11,500円
・家具・家電…10万円
・上記費用の総額…27万2,790円

この金額は目安ですので、引っ越し時期や家具・家電などを考えると、これ以上の総額になる可能性もあります。

フリーレント賃貸物件は一定期間の家賃が発生しないため、初期費用がかかりません。もしもフリーレントが2ヵ月分の賃貸物件の場合であれば、2ヵ月分が発生しないので、費用総額は22万2,790円。

もう1ヵ月住めば、17万円になります。入居者にとっては、負担がかかる初期費用が安くなるというのは大きなメリットです。

大家さんの場合

続いて、大家さん(または管理会社)にとってのメリットは、空室状態がすぐに解決すること。近年は大都市エリアでも空き家の問題が深刻になっています。所有している賃貸物件に空室が多かったり、また長期間同じ賃貸物件が空室というのは、大家さんの家賃収入が減るという死活問題なのです。

このような空室状態を早く解決するには、フリーレントを設定することが有効なんですね。フリーレント賃貸物件は、ちょっとでも初期費用を抑えたい入居者と、ちょっとでも早く満室にしたい大家さんの利害関係が一致している物件といえます。

フリーレント賃貸物件で注意するポイント

フリーレント賃貸物件のメリットを解説したあとは、フリーレント賃貸物件の注意点です。本来は払うべき家賃を一定期間無料にするので、無条件で無料化することはありません。フリーレント物件に住む条件としてあるのが、一定期間のその部屋を借りるという契約です。

大家さん(または管理会社)はフリーレントで契約する場合、最低数年居住してもらえば、無料にした分の損失を埋めることができるかを事前計算します。損失を避けるために、契約条件として「最低2年は解約解除しないこと」と決められていることが多いです。

これらの契約条件を破ってしまった場合は違約金が発生してしまいます。この点についてはしっかり確認した方がいいと思います。

解説/丸野裕行(ライター/不動産ポータルサイト編集長)

(C)写真AC

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『丸野裕行の裏ネタJournal』や『初めての不動産投資マガジン』などのポータルサイト編集長、文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンデージャポン』、テレビ朝日『EXD44』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、ABC『雨上がりのAさんの話』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビ・ラジオなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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