初心者注意!シェアハウスでのトラブル事例7つ

どうも、不動産サイトの編集長をしているライターの丸野裕行です。

引っ越しシーズンが到来しますが、一人暮らしデビューしようと思っても、やはり気になるのは初期費用のこと。「敷金や礼金も嵩むしなぁ」「保証人なんていなし、どうしようかな……」なんて新社会人も学生さんも悩みが尽きないものですが、それを一切無視できる賃貸物件があるんですよね。

それが“シェアルーム”なんです! 最近よく耳にするシェアルーム。さらにうれしいのは、必要な家電品や家具まで付いているという、もう本当に至れり尽くせり感がハンパないのが、シェアルームの特徴! ですから、気軽に一人暮らしをスタートできて、現在人気が高まっているんです。

電気代や水道代などの光熱費も家賃の中に含まれているので、何も気にせずに生活することができるところも好評なんですよね。さらに、好立地の場所に建つ物件が非常に多く、東京都心や地方都市の中心部でも格安に住みはじめることができるので、シェアルーム、シェアハウスを選択する人も、物件数もうなぎ昇りになっています。

しかし、自分の家族でもない他人と共同で暮らすわけですから、トラブルになることも多々あり……。今回は、シェアハウスに暮らすうえで起こりがちな揉め事について、綴っていきたいと思います。

こんなに多いの? シェアハウストラブル!

1.片づけない、だらしない人が一番楽をする

こまめに掃除をする習慣がない人というのは、かなり不潔な部屋の中にいたとしても、気にならず、不便を感じません。一番大変なのは、「部屋を清潔にしていたい」と考えるキレイ好きの住人なんです。リビングや水回りなどの共有スペースまで汚されたとき、ガマンができずに片づけてしまいますが、掃除嫌いからすれば、「ああ、また掃除が好きが勝手に片づけてくれてるわ」としか考えません。

結局のところキレイ好きが掃除をするハメになるんですね。また個人管理のスペースを不潔にした挙句に、害虫や悪臭が発生し、同じハウスの住民に迷惑がかかるトラブルもあります。

2.ゴミ出し当番のルールを守ってくれない

週に数回、資源ごみや生ごみなどのゴミ出し当番は回ってくるものです。でも、この共同生活ルールを守らない人というのはいます。自己中心的で、このルールをサボったり、守らなかったりするのが彼らです。

シェアハウスに入居する際にはしっかりとルールを守る約束をする覚書をとられますし、ルールを破った場合の強制退去もあるので、大家さんや管理している不動産会社に通報するケースが多いようです。

3.人間関係

いろいろな価値観を持つ男女の住人と出会え、ひとつ屋根の下で生活ができるのも、シェアハウスの魅力のひとつですが、どうしても合わない、生理的に受けつけない人がいるかもしれないというリスクは、シェアハウスにはつきものです。

さらに、シェアハウスの住民同士の仲が良すぎたとしても「毎日、食事やお酒に付き合うのが面倒くさい」や「そっとしておいてほしい、一人きりになりたい」という意見もたくさんあります。

4.生活音のトラブル

騒音問題などもシェアハウスのありがちなトラブル。マンションよりも近しい間柄で生活するので、一番起こりやすいといえると思います。足音ひとつでも、「これは一般的な音量」「これはうるさすぎる」というように、音の感じ方には個人差があって当然。

テレビやパソコンでの動画視聴、音楽の音量、スマホの話し声、アラーム音など、隣室にどの程度響くか、隣室との壁の薄さなども、事前にチェックしておくとよいでしょう。

5.冷蔵庫の管理

共有スペースに置かれている冷蔵庫。食材管理がトラブルにつながることもあります。「冷蔵庫に大事にしまっていた入浴後の唯一の楽しみのプリンがなくなっていた!」「冷蔵庫の中に腐った食料を放置している人がいる!」など、勝手に人のものを触るとトラブルにつながります。

さらに、衣食住の特に食に関することについては、恨んだり、恨まれたりと根深いものなので注意したいものです。

6.窃盗や泥棒被害の可能性がある

キッチンやリビング、トイレやバスルームなどの共有スペースに置いた私物や財布などがなくなるというトラブルがあるのが、シェアハウスでの生活です。貴重品などは、きちんと自分に与えられた部屋などの個人スペースで管理するのが賢明です。

盗癖のある人というのはいますし、そういう人がシェアハウスを渡り歩いているという話も聞きます。しかし、被害に遭っても、今後の共同生活がギクシャクしてしまうのではないか……と、被害を名乗り出ないことになる場合もあります。そこに関してはハッキリ被害状況をシェアしましょう。

7.自己都合以外での退去

シェアハウスが閉館する、または住民の退去が相次ぎ、あなた一人分の家賃が変動して上がってしまうという事例もあるようです。

この場合は、物件オーナーさんや管理している不動産会社などに相談し、入居者の募集に尽力してもらったり、賃料負担を軽くしてもらったり……という交渉をするべきです。突然シェアハウスが閉館する場合は、引っ越し代や次の住居の敷・礼金などの請求をしましょう。

■さまざまなトラブルの解決策は?

入居している者同士のモラルや価値観が合わないなど問題が起こると、せっかくの共同生活が苦痛になりますし、刺激的だったはずのシェアハウスでの生活をまったく楽しめないということになってしまいます。

楽しく快適に共同生活を送るためには、シェアハウスの入居者を定期的に集めて、自分たちで意見を出し合ったりして問題解決を図る努力をすることやトラブルノウハウのある管理会社に頼んで問題解決してもらうことなどの工夫が必要です。

さらに清掃が定期的に入るシェアハウスを選んだり、元々シェアハウスだからということで諦め、期待しないでおくという方法もトラブルにならない考え方だと思います。

(C)写真AC

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

ウェブサイト: https://maruno-hiroyuki.com/

Facebook: https://www.facebook.com/hiroyuki.maruno.5