小説連載スタート致しました
もしも、夏休みの課題が「ドラクエのゲーム感想文」だったら・・・
【カクヨム】https://t.co/qrhdpJkO7E
【小説家になろう】https://t.co/xwIRFDoS8V
「もしドラ」や「ユダヤ人大富豪の教え」みたく、ビジネス書と小説の中間みたいな内容です。#カクヨム #小説家になろう #小説 #ドラクエ
— 比嘉晃司 (@10bunsho) 2018年10月14日
小説投稿サイトにて、小説の連載を始めました。
もしも、夏休みの課題が「ドラクエのゲーム感想文」だったら・・・
【カクヨム】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887215281
【小説家になろう】
https://ncode.syosetu.com/n2841fb/
読書感想文が書けない・・・
読書感想文・・・この言葉を聞いて良いイメージを思い浮かべる方、実はほとんどいないのではないでしょうか?
もしも、課題図書ではなく「課題ゲーム」だったら?
仮にその課題が本、即ち文学作品ではなく、ゲーム。あるいは漫画やアニメだった場合はどうでしょうか?
例えば、
「夏休みの課題はドラクエのゲーム感想文」
もし、あなたが子供だったとして・・・夢中になってゲームをプレイしている場合、おそらくこのように思われるのではないでしょうか?
「ラッキー!」
「これでゲームやりたい放題だ!」
「スゲー感想文書いてきてやるよ」
では、果たして本当に「すごい感想文」は書けるでしょうか?そして、それは文学作品の感想。即ち読書感想文よりも優れた内容に仕上がるでしょうか?
こんなはずじゃなかった・・・
おそらく、多くの方の読書感想文はこんな感じではなかったでしょうか?
・主人公は〇〇をしました。
・主人公の親友は、××をしました。
・二人は、お互いに「〇〇だ」と言いました。
そして最後に一言、
「面白かったです」
つまり「典型的な間違った書き方」です。
むろん多くの方は、この書き方は正しくないと「感覚的に」分かるのではないでしょうか?
「課題ゲーム」と課題図書の違いとは?
「課題ゲーム」と課題図書、即ちゲームと文学作品の違いが何かといいますと、
・文学作品は、最後まで読むのが面倒臭い
→感想文を書く「前提情報」が頭の中に入っていない。
これに対し、
・ゲームは、プレイするのが楽しい
→感想文を書く「前提情報」が頭の中に入っている。
漫画やアニメでも一緒です。つまり「今から読んで内容を理解する」という作業が不要なわけです。
また、課題図書と違って自分が楽しんでやる。もしくは観る。あるいは読むといった場合、やはり頭の中にどれだけ入るかという「理解度」が全く異なってきます。
このように書くと、ゲームの感想文を書くのは一見、簡単なようにも思えますが・・・
ゲームでも結局、変わらない?
では、仮にドラクエをプレイしたとして、その感想文を書くとします。おそらく多くの方はこのように書くのではないでしょうか?
・ドラクエをプレイした
・王様から魔王を倒すよう命じられた
・仲間を集めた
・レベルアップ作業を頑張った
・レアなアイテムを集めた
・魔王を倒した
そして、最後に一言・・・
「面白かったです」
つまり、本がゲームに代わったところで、
「本質的な部分は変わっていない」
のです。
ちゃんと書けるまで「やり直し」と言われたら?
このような感想文は、いわば「あらすじを書いただけ」の内容です。
当然ですが、課題の内容はあらすじの解説するのではなく「ゲーム感想文」です。
確かに、シナリオそのものは十分に理解しているかもしれません。例えば本の課題図書(走れメロス、風の又三郎等)の場合、そもそもシナリオ(ストーリー)を理解できていないまま感想文を書いた方も少なくないでしょう。それに比べればまだ「書ける可能性」はあるのかもしれません。
しかし、多くの方が誤解しているのが、
「感想文は、内容が分かれば書ける」
というものです。実は、
・感想文は、書き方が分からないと上手く書けない
言い換えれば、書き方さえ分かれば「書ける」。そして何より、
・文学作品でもゲームでも「感想文の書き方は一緒」
なのです。これはどういうことかといいますと、
・ドラクエのゲーム感想文を書ける人は、走れメロスの読書感想文も書ける
逆に、走れメロスの読書感想文が書けない人は結局、ドラクエのゲーム感想文も書けないのです。
如何にして「ゲーム感想文」を書くか?
作中では、主人公も当然、この「罠」に嵌ります。そして、簡単に終わるはずだったゲーム感想文が、全然終わらない現実を目の前にし、大いに焦ります。
そして、この状態を打開するために「感想文の書き方」を学ぶことになるわけですが・・・
実はゲーム感想文の方が難しい?
最近はネット上に「コピペサイト」なるものが存在します。
夏休みの読書感想文で苦戦している子供のため、ライターを始め「文章の専門家」という方が、その「模範解答」をネット上に掲載しているものです。
その内容をコピペすれば、作文が苦手な子であっても「書けてしまう」(むろん、それが教師にバレた場合は自己責任ですが・・・)
しかし、これはあくまで「文学作品ありき」です。もちろん、例年課題図書として指定されるような作品。前述の走れメロスや風の又三郎。その他にも羅生門や高瀬舟等・・・
あるいは作者で検索する。太宰治や宮沢賢治。芥川龍之介や森鴎外、といった感じです。
ところが、これがゲームの場合はどうでしょうか?
なぜ、ゲーム感想文は難しいのか?
「ドラクエ 感想文 コピペ」
当然ですが、このようなキーワードで検索しても、それらしきサイトは基本的にヒットしません。なぜなら「そんな課題なんて有り得ない」からです。
もちろん、現実問題としてこのような課題はやはり「有り得ない」でしょう。
しかし、小説の世界でそのような課題が出題されたとして、宿題が終わらない子がネットの情報を頼りにしようとしても・・・
「コピペの原文がそもそも、見つからない」
のです。
そのように考えた場合、ゲーム感想文はむしろ、読書感想文よりもハードルが高いのかもしれません。
ゲームが好きな方も本が好きな方も
ほとんどの方は読書感想文で苦労した経験があると思います。むろん、作品の中の主人公も例外ではありません。
では、どうやって「感想文が書けるようになっていく」のか?
今は文章が得意で、評論等で飯を食っているような方はもちろんのこと、文章の書き方をもう一度学んでみたい。
あるいは、あの時の読書感想文の真実を知りたい(笑)という方もぜひ、主人公と共に「感想文の書き方」を学んでみては如何でしょうか?
解説動画アップ致しました
※写真・動画はすべて記者撮影・収録