最近特に清涼飲料水で見かけるるようになった「カロリーゼロ」の表示。今までは砂糖や果糖が甘味料だった製品に新製品として「カロリーゼロ」の商品が相次いで投入されている。そもそも「カロリーゼロ」というものがどうして可能なのだと不思議に思ったので調べてみました。
乳飲料、菓子類、漬物、アイスクリーム、ガムなどにも甘味料として使われているアスパルテームのおかげで「カロリーゼロ」は実現する。アスパルテームは、砂糖の200倍の甘さを持つがゆえにダイエット食品に使われる。日本では1983年8月に食品添加物に指定され、味の素が開発したパルスイートが先鞭となった。アスパルテームはＬ-アスパラギン酸とＬ-フェニルアラニンという2つのアミノ酸を縮合して、晶析、分離、乾燥、粉末・顆粒化という工程を経て生産される。製造工程の初期段階の素材が極めて安価で手に入るものを使用するので、製造コストを低くすることが可能になっている。
最近の清涼飲料水の新製品には必ずと言っていいほどの高い確率でアスパルテームが使われている。その理由は以下の2点に要約される。
1.砂糖の原料であるサトウキビからバイオマス燃料を作り出すようになった為、砂糖の価格が高騰している。
2.人工甘味料を使ったほうが製品が安価に作れる上にカロリーオフになる為、企業にとって都合がいい。
アスパルテームを使った清涼飲料水の原材料名を挙げてみた。
『コカ・コーラ ゼロフリー』
原材料名 : カラメル色素、酸味料、甘味料（アスパルテーム・Ｌ－フェニルアラニン化合物、アセスルファムＫ、スクラロース）、香料
『ペプシネックス』
原材料名 : 酸味料、カラメル色素、香料、甘味料（アスパルテーム・Ｌ－フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム）、カフェイン
『はちみつ黒酢ダイエット』
りんご、黒酢、はちみつ、食物繊維含有デキストリン、エリスリトール、ビタミンC、酸味料、炭酸カルシウム、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、香料、卵殻カルシウム、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンD、ビタミンB12
『はちみつ黒酢ダイエット』を取り上げたのは100ml中に79mgも使用されているからです。
ちなみにアスパルテーム単独では独特の後味が残る為、アセスルファムカリウムという別の人工甘味料を併用するケースが目立ちます。2011年に発売されたアセスルファムカリウムを使用したとある清涼飲料水の新製品に対し、2012年になってアセスルファムカリウム不使用の新製品が投入されたのに注目してみた。これは、カクテルの原材料として幅広く使用されていた素材だったので、人工甘味料の甘さを嫌った味覚に敏感なバーテンダーの不評を買ったのだと思う。
アスパルテームは、10項目にも及ぶ有害性が指摘されているが、特に発癌性について気になったので調べてみると…ジケトピペラジンとメタノールに分解され、メタノールに毒性があるだけでなく、ジケトピペラジンについても胃の中で亜硝酸塩と結合してニトロサミンという発がん物質を生成するとのこと。
アスパルテームなどの合成アミノ酸を継続的に摂取してきた人は、肝臓などにメタノールなどの有害な化学物質が蓄積されている可能性があります。肝臓の重要な機能のひとつに解毒。というものがあります。肝臓です。肝臓が、腎臓や大腸や皮膚を通じて、排尿・排便・汗という形で毒を体から出しているのです。医師にもかからず自分でできる簡単な解毒法（デトックス）があるので心配することはありません。
1.1日2リットル以上の水を食事の合間に飲むこと。
毒物を腎臓から尿として排出出来ます。
2.ウォーキングなど日々無理のない運動を20分以上して汗を流すこと。
毒物を皮膚から汗として排出出来ます。
3.生野菜やフルーツを食べること。
脂溶性の毒物を水溶性に変換する際に酵素とビタミンなどの栄養を必要とします。
その際に熱処理されていない新鮮なフルーツや生野菜に含まれる酵素やビタミンなどの栄養を必要とします。
画像: from flickr YAHOO!
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