ベトナム、ホーチミン市で工事がすすむ都市鉄道計画。このプロジェクトを受注した日本企業連合は、いまどこを走っているか――。
東京メトロは2017年12月末、ホーチミン市都市鉄道の工事着手について発表。同社は、オリエンタルコンサルタンツグローバル、アルメックVPI、日本コンサルタンツ、社会システムと共同で、国際協力機構(JICA)から「ベトナム国ホーチミン市都市鉄道規制機関および運営会社能力強化プロジェクト」を受注し、2017年末から業務を開始した。
同社がすすめる具体的な業務は、都市鉄道運営会社各部門の規定・マニュアルの作成支援、都市鉄道運営会社が社内で実施する研修の支援、選抜された研修修了者を日本の専門分野で研修させるなど。
工事現場には SHIMIZU-MAEDA の文字
昨年末、ホーチミン市の中心地、ベンタイン市場付近を訪れると、青い作業囲いのなかで鉄道建設工事が行われているのを確認。日の丸国旗の下に、「JICA」や「SHIMIZU-MAEDA」の文字があった。
SHIMIZU-MAEDAは、このホーチミン市都市鉄道 1号線のCP1B工区建設工事を設計施工する清水建設と前田建設工業の共同企業体を現す記述。1号線は、ベンタインから北東へ20kmほど離れたスオイテンという街を結ぶ路線で、2020年の開業をめざして工事がすすめられている。
流行りのチョコレート店や老舗レストランにも立ち寄る
地下鉄工事現場を少し離れて、流行りのチョコレート店や老舗レストランへ。
高級チョコレートブランド「マルゥ チョコレート」(Marou, Faiseurs de Chocolat)が直営するカフェでひと休みもいいし、老舗レストラン SECRET GARDEN でベトナムの伝統料理を試すのもいい。
―――こうした都市鉄道工事やベトナムのホットな観光スポットなどを紹介する番組も始まった。スカパー!鉄道チャンネルでは、2月03日 21:00~21:30に『ベトナム満喫女子2人旅【続編】』をオンエア。同番組でも、ベトナムの“いま”を女子視点で切り取った映像が映し出されるから、チェックしてみて。
(写真:長谷川芽生、取材協力:ベトナム航空)