「2017年1番売れたファッション書籍」の第二弾が届いた。
「骨格診断の第一人者」という二神弓子氏の新著「骨格診断×パーソナルカラー 本当に似合うBestアイテム事典」(西東社)。
中年男性からみれば、そもそも骨格診断というワードが初耳。
開いてみると、冒頭のことばに軽い衝撃を受ける。
「持って生まれた体の「質感」、「ラインの特徴」から、自分の体型を最もきれいに見せる“デザイン”と“素材”を診断します」
人間の身体には、固有の質感とラインがある。
若い・老いや、太ってる・痩せてる、背が高い・低いといった差ではなく、ストレートか、ウェーブか、ナチュラルかの3つのカテゴリで似合うアイテムが決まるという。
ストレート、ウェーブ、ナチュラル。その3つのどれに自分があてはまるかは、16のクエスチョンに答えることで決まると。
首は短い、手首のくるぶしの骨は大きい、肩から腕にかけて筋肉がつきやすい……といった、身体の一部分の長短、大小、筋肉のつきかたなどで決めていく。
稼働ゼロの失敗服とサヨナラ
実際に、読んで体感した相方は、「わたしは骨格がナチュラルで、カラーがウィンターであることを自覚した。ナチュラル骨格でウィンターカラーに似合う服やアクセサリーが具体的に見えてきた。メンズライクでラフなデザインのものがしっくりくる」と。
「逆に、フリルやギャザーといった服を、かつては好きで購入していたけど、着てみるとまったく似合わず、箪笥の奥にしまいっぱなしだった」
「こうした“失敗服”の理由がわかって、これからは選ばなくなるようになるし、買い物も早くなるかも」
いままで服やアクセサリーを「感覚的に選んでいた」という相方は、「理屈で選べるようになった」とも話していた。
そんなに“気づき”をくれる本なのかこれ。
となれば、中年男性版も出してくれないか。
(画像はすべてGazinAirlinesが撮影)