先日ご紹介した「ビールを自家醸造しちまおう」という記事。
夏だ! ビールだ! 自家醸造だ! 酒税法完全無視のビールクラフトマシンがすごい
http://getnews.jp/archives/1766383[リンク]
筆者はこういう海外の製品を紹介して米をいただいているわけだが、日本では絶対に開発不可能なものが国外ではブームを巻き起こしていたりする。IoT醸造機なんかは、まさにそう。
というわけで、今回も素ん晴らしい自家醸造マシンをご紹介しよう。本当に、いろんな製品があるんですよ。
1.スイッチ入れたら全自動 世界中から出資を集めた『iGulu』
国際的クラウドファンディング『Indiegogo』で巨額の資金を集めた『iGulu』というものがある。
これは近未来的なデザインが特徴のビール醸造機。本体に水と原料を入れ、スイッチをポチッとな。種類にもよるが、最短1週間で5Lのクラフトビールが完成する。スマートフォンで製造過程をチェックする機能も備わっている。
いやもう、家にあったらすっげぇ便利だぞ。原料パックを仕入れて自分ちで思い思いのビールをこしらえる。1回の醸造で5Lだから、多人数でパーティーを開けばすぐになくなってしまう程度の量ではある。だが、ひとりかふたりでちょっと贅沢な夜を過ごすのなら充分過ぎる量だ。
何より、iGuluでの製法は完全マニュアル化されているから絶対に失敗しない。
酒税法が緩和されたら、筆者は間違いなくこの製品を買い求めている。ちなみに値段は、Indiegogoで699ドル(7万7000円)から。
2.量は2倍で値段は200ドル安い! 新型醸造マシン『BrewArt』
日本は自由に酒を製造することができない国だ。最近ではクラフトビールが流行り出してきたけれど、それらはライセンスを取ってやっていることである。
ところが、アメリカやヨーロッパは個人宅に醸造所が併設されているということがよくある。筆者の地元静岡市の茶農家は加工施設を持っているのが普通なんだけど、それと同じ要領でアメリカの百姓はビールをこしらえる。
だから自宅のキッチンに醸造器が置いてあっても、アメリカでは何ら不思議に思われない。
たとえば、この『BrewArt』という製品。これも先述のiGuluと同じく、スマホ連携のIoT醸造マシンだ。だがBrewArtのほうが、より原料のパッケージ化が進んでいるようにも見受けられる。
スマホで好きな銘柄の原料を注文したら、自宅に配送されるというわけだ。世界中のクラフトビールを、自宅で製造することができる。
しかもBrewArtの容量は10L。iGuluの倍だ。しかも値段は、クラウドファンディング『Kickstarter』で495ドル(約5万5000円)からの枠が出てるじゃねぇか。iGuluよりも200ドルばっか安いっつーことだ。ヒャッハー! 酒だ酒だ〜っ!
ただ言わずもがな、これらの製品で本当にビールを作っちまったら日本では法に触れることになる。
今後、この記事を読んでiGuluやBrewArtを取り寄せてヒャッハーする人も出てくるかもしれない。その結果として逮捕されたとしても、筆者は責任を負いかねるのであしからず。
この記事ではあくまでも「こういうものがありますよ」と紹介するのみであって、それ以上のことについては個々の判断ということで。
【画像・動画】
iGulu – Smart, Automated Craft Beer Home Brewery-Indiegogo[リンク]
BrewArt |Automated Smartphone Controlled Beer Brewing System-Kickstarter[リンク]
iGulu – Smart Automated Craft Beer Home Brewery-YouTube[リンク]