こんにちは、相澤です。最近流行っているのが、映画館でライブやコンサート、舞台などが見られるODS(Other Digital Stuff)。ODSの登場で、普段映画を観ない人も、劇場に足を運ぶきっかけとなっているそう。でも、実際、ODSってどんなもの?ということで、今回初ODS体験をした感想を紹介したいと思います。
ODSとは映画以外のデジタルコンテンツのこと
ODSとは“Other Digital Stuff”の略で、映画以外のデジタルコンテンツを、映画館で上映する新しい形のエンターテイメントです。女英されたODSでは、Mr Childrenの『Split The Difference』や、AKB48の『Documentary of AKB48』などが有名ですが、その他にもバレエ、歌舞伎、演劇、落語、韓流ドラマなど、多くのジャンルでODSが上映されています。
さて、今回初ODS体験となる私が見てきたのが『中島みゆき 歌旅』。5/12(土)から2週間限定公開のODSです。母の日のプレゼントとして、中島みゆき世代の母と一緒に鑑賞してきました。http://www.utatabi-movie.jp/
ライブに行くより安く、映画よりちょっと高い
今回の『中島みゆき 歌旅』のチケット代は1人2000円。映画を見る場合、大人1人1800円なことを考えると+200円です。しかし、コンサートやライブのチケットを確保し、買う思いをすれば安いですよね。「チケットが取れなかった」「時間がなくて見に行けなかった」なんて時は、ODSでじっくり鑑賞するのもよさそうです。
映画館のシートでじっくり楽しめる
ODSの良いところは、映画館のシートに座ったまま、映像も音もじっくりと楽しめること。ライブにありがちな「遠すぎてステージが良く見えない!」とか「歓声がうるさくて聞こえない!」ということは全くありません。私も、歌う中島みゆきさんの表情やしぐさ、ステージの裏側やスタッフの様子まで余すところなく観ることが出来ました。最後にはプロモーションビデオがまるまる公開されるおまけつきです。
映画館の迫力あるサラウンドで聞く歌もまた、生とは違った良さがあります。中島みゆきさんの迫力ある歌声が館内に響き渡り、どんどん引きこまれていくのを感じました。
シネコンだから気軽に観れる
馴染みの少ない少ない歌舞伎や落語などの伝統芸能も、ODS化が進んでいます。シネコンで上映されるODSだから、あまり観たことのないジャンルでも、ちょっとみてみようかな?と思う人も増えそうです。今回の『中島みゆき 歌旅』も、周りを見渡すとほとんどの人は中高年。私にしても、ODSということでなければ、中島みゆきのコンサートを観る機会はなかったように思います。これからは、ODSを通じて、より多くのジャンルのエンターテイメントに触れられるのではないでしょうか。
ODSで新しい劇場の楽しみ方を発見!
初めてのODSはとても楽しかったです。舞台やコンサートなどの、生の臨場感や迫力には負けるものの、座ったままじっくり音や映像が楽しめる点や、鑑賞のしやすさはODSならでは。普段ライブやコンサートに出
かけない人でも気軽に鑑賞できる、というメリットは大きいでしょう。映画を観るだけが映画館の役割でなくなりつつある今、ODSで新しい劇場の楽しみ方を発見できそうです。
・画像は『中島みゆきLIVE「歌旅劇場版」』ウェブサイトより引用。