サッポロビールでは、日本の鉄道のヘッドマークチャーム付「ヱビスビール」と「ヱビス マイスター」を全国のコンビニエンスストア限定で4月26日(水)から順次発売する。
第3弾となる今回は、「エル特急」をテーマとして計18種類のヘッドマークチャームをラインナップ。
前2回はブルートレインのヘッドマークチャームだったが、今回はL特急で登場。
乗り物好きの記者としては、再度サッポロビールに取材を申し込んだ。
ちなみに、概要は次の通り。
1.景品内容
・ヱビスビール:12種類
ライラック・しおさい・つばさ・ひたち・あさま・しなの・しらさぎ・くろしお・雷鳥・しおかぜ・いしづち・有明
・ヱビス マイスター:6種類
ホワイトアロー・はつかり・白山・やくも・南風・にちりん
2.対象商品
ヱビスビール 350ml缶、500ml缶
ヱビス マイスター 350ml缶、500ml缶
3.発売日・地域
2017年4月26日(水)・全国の主要なコンビニエンスストア
(対象商品がなくなり次第終了)
写真はヱビス マイスターに付く6種類。
前回はかなりの反響があったそうで、鉄道ファンでなくても夜汽車を懐かしみながらビールを飲んだという声や、かっこいいという声もあったそうだ。
その中でも、前回はコンビニごとにゲットできる列車が異なっていたために、地域によっては入手困難なものもあったという。そのようないわばコンプリートしたい鉄道ファンの「恨み節」もあったようで、今回はその要望に応えて特にコンビニ間での限定はせずに、全種共通にしたとのこと。これでコンプリートはしやすくなった。
ところで、現状で「L特急」という名称はJR東海がかかわる列車にしか残っていない。なのに、なぜL特急としたのかが気になったので聞いてみたところ、「ヘッドマークが登場した運行当時はL特急だった」という回答だった。実際にその通りで列車自体が廃止されてしまったり、新幹線列車の愛称として格上げされたりしたものもあるし、新系列の電車に変わりヘッドマーク自体を掲出しなくなった例も多いが、ヘッドマーク登場当時は485系電車等のヘッドマークが掲出できる電車ばかりだった。
写真は、ヱビスビールに付く12種だ。マイスターとの差別化や区別は特に行っていないとのことで、有名な列車だからマイスターにということはないようである。
今後の予定については、鉄道ファンでなくても列車にはそれぞれの思い出や想いが詰まっているケースが多いということを前2回のヘッドマークチャームでわかったので、ご要望があれば検討したいとのことだった。L特急であれば列車数は多いので、「ネタ」には困らないのかなとも思い、個人的には第4弾にも期待したいところではある。
記者の主観ではあるが、寝台列車にはその長距離性ゆえに、人生の節目や転換期等、大きな深い思い出が詰まっていることが多いように思える。逆にL特急は短距離で自由席があり、パターンダイヤでフリークエントサービスであったことから、一つ一つの思い出は小さいかもしれないが普段の生活に密着した列車でもあるので、思い出の数はかなり多いのではないかと思われる。
それこそ通勤・通学から日帰り出張、帰りの列車の中でのビールを飲んだ思い出まで様々だろう。
サッポロビールでは、「それぞれの思い出に浸って懐かしみながらビールを楽しんでいただければという思いで作りました。鉄道ファンの方も、そうでない方も大切なそれぞれの思い出を胸にビールを楽しんでいただければ幸いです」とのことだった。
鉄道ファンの方は、コンプリートまで思い出どころではないかもしれないが、18本のヱビスを前に苦労して集めた思い出に浸ってみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影