寝台列車の復活について真面目に考えてみる 第1夜

  by ykato  Tags :  

みなさん、こんばんは。
今日は少しだけ、寝台列車と呼ばれる列車は本当に必要か、それとも不要なのか。
また、寝台列車ではなくて、夜行列車と呼ばれたように座席列車は必要か否かといった問題提起をさせていただきたいと思います。

この記事は元々3年ほど前に書いたもので、当時は「北斗星」や「トワイライトエクスプレス」「カシオペア」と言った寝台列車が走っていた頃であり、内容は当時のままとなっています。

すでにFacebookグループなどで議論が行われていますのでいささか2番煎じではございますが、よそ様のページを汚すこともしたくないのであえてこちらでアップさせていただきました。

それと最初にお断りしておきますと、私は敢えてこういった存続には否定的ですよという論調でスタートさせていただきます。
これは、残すことを前提に考えると多少無理な話でも何とかなるだろう見たいな結局実現不可能な机上のプランに終わらせないためです。
より否定的な考え方の中から見出せたものであれば、より実現可能性は高いと考えるからです。
これは、私自身が和歌山電鉄存続のために奔走していた頃の手法に基づくものです。
最悪の場合を想定して活路を見出す手法です。(*^^)v

まず最初に、そもそも夜行列車って何?というところからはじめる必要があると思います。

夜行列車=深夜の時間帯を中心に走行する列車で朝まで走る列車、主として座席車で編成されている。普通列車や急行列車に多いが時に特急列車にもある。

寝台列車=寝台車を連結し、主として寝台車だけで編成された客車及び電車列車を指します。
昭和40年代以降の寝台が連結された列車はその殆どが寝台列車になります。

画像 Wikipdia

まず最初に寝台列車は不要と言う結論になった場合のお話をしていこうと思います。

寝台列車というのは現状では時代遅れの列車であり、特に最近はビジネスの質も上がってきており、朝一番の寝台列車で眠れない目をこすりながら商談に向かうのと、前日に新幹線で現地入りしておいて、朝はゆっくりと時間をとって万全の体制を整えていくのであれば商談相手はどちらを選ぶでしょうか。

昔なら、夜行列車なり寝台列車で来ましたといえば、「仕事頑張っているよね。」と評価された時代でした、今はそうした列車で来ましたともしくはバスで来ましたといえば、「よほどこの人仕事できないんだ・時間管理できない人なんだ」と言う烙印を押されかねません。

私が経営者だったら、そうした点はチェックしますね。
他にも、背広のボタンとか、カバンの置き方とか・・・意外と築かないところをチェックしています。
ですから、夜行バスなどで眠い目を擦っての商談だったら多分私がそういった商談の相手だったら適当に追い返してしまうでしょうね。

本当に大事な商談とかであれば、前日には現地に到着して万全の体制を整える。
これは鉄則ですね。そうなってくると、夜行列車なりを使う人というのは、現在バスを利用している人たちと言うことになります。

だた、バスと鉄道ではその費用が違いすぎます。
でも、本当でしょうか?
確かに青春エコドリームのように安くて東京~大阪間を使える夜行バスもありますがそうしたバスを利用する人は何故バスを利用したのでしょうか?

その辺を理解していくことが大切かなと思います。

ということで、この辺の話はまた明日にでもさせておただきます。

ykato

鉄道ジャーナリストとして、昨年から活動を開始しました。 現在は、主に地方公共団体向けに鉄道のあり方などを地元の吹田市を中心に提案させてもらっています。 また、10年ほど前に貴志川線の存続運動でwcanという学術団体に所属して活動を行ってきました。

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