最近、人気なのが 『軽キャン!』
『軽自動車キャンピングカー』なんですなっ!
ここ数年、温泉施設や『道の駅』といったインフラも整備されてきたので、
二人+αでの移動や就寝をベースに考え、トイレ/シャワーは不要、
水周りも最低限あれば良いと割り切れば、軽キャンで十分なんですな。
見た目も小さく可愛いだけでなく、小さいがゆえに“運転しやすい”とか、
車両費や維持費も比較的安いというのも人気の一因なんでしょうな。
通常の軽自動車にポップアップルーフがついたシンプルなものから、
普通のキャンピングカーをそのまま小さくしたような、まるで
ミニチュアカーの様なタイプまで、その種類も増えつつあるのですな。
特に魅力的なのが、リーズナブルな維持費。例えば、自動車税、
リッターカーが29500円なのに対して、普通の軽は7200円、それが
黄8&4ナンバーだと4000円なんですな!元々、普通車1.5~2Lの
39500円に対して、白8ナンバーは23600円と安いですが、
軽キャンはそれ以上に激安なんですな。
重量税も、普通車1~1.5Lの56700円に対して、白8ナンバーは25200円と
安いですが、軽の黄8&4ナンバーは8800円とこれまた激安!
ちょっと注意は、『ラクーン』といった、軽キャンでも車高車幅の
あるタイプは普通車登録になってしまうのですな。でも、前述の様に、
8ナンバーだとそれでも、お得なんですな。
かつて、話題のエコカー減税では対象外だった軽キャンですが、
そんなの無くても、充分にお得なお車なんですぞ。
自動車取得税も、普通車5%に対して軽は3%。たかが2%の差ですが、
単価の高いキャンピングカーではバカになりませんな。
*但し、私はキャンパー作家であり、税金の専門家ではありませんので、
間違いがあるかもですな。興味のある方はちゃんと調べた方が良いですぞ。
これだけではありませんぞ、事故率が低いので保険料も少し安い。
パーツ代も安い。有料道路、高速道路も軽は普通車よりも割引が
あるのですな。(但し、首都高は無し・・、残念!)
それと良く言われるのは軽は車庫証明が不要な事ですな。
(但し、人口10万人以上の都市では保管場所の届出が必要ですから、
要注意ですぞ)
しかし、良い事ばかりではありませんぞ。
例えば、燃費が良いとされる軽ですが、フルタイム4WDはそれ程、
燃費が良い訳ではないとか、デブチンキャンパーの場合、
どうしてもアクセル開度が大きくなり、かえって燃費が悪くなる事も
あるらしいですぞ。
それから、2名+αなら十分という車内スペースですが、
やはりそれは軽、荷物の収納場所も必要な事から、
ゆったりにとはいかず、
特に夫婦仲が悪い場合、
息が詰まる思いは、アウシュビッツのガス室並らしいですぞ。
更に暗雲立ち込める話は、
『税制改正→660cc枠廃止→環境自動車税2012年実施』
これは自動車税/自動車重量税を一本化し、
軽自動車とリッターカー(小型乗用車)を
同じにするというものなのですな。
『自動車関係税制に関する研究会』報告書によると、
軽自動車の規格は小型自動車に近い。安全面/環境面で
比較しても特段差異はない。特に環境面においては、
軽とリッターカーのCO2排出量の平均値は軽の方が
高い・・とかなんとか、兎にも角にもトン(豚)でもない、
ギュ(牛)っと胸がしめつけられるお話なんですなあ。
自動車税の場合、一挙に6倍ですぞ、6倍!父ちゃんの小遣いなら
イイですが、税金は御勘弁を!ですな。
かつて、優遇されていたキャンピングカーの税金が
“取れるところからランラン取ろう主義”で無くなった様に、
軽のメリットも露と消えてしまうのでしょうか?
やれやれ・・ですぞ。
2012年4月に先送りになったはずですが、どうなったのでしょうな?
今は、他の税金問題で、それどころではないのかもしれませんな。
まあ、先の事を心配しても仕方がないので、軽キャンならではの、
“お気軽・気軽・リーズナブル”を、思い立ったら吉日で楽しんでは
如何ですかな?