朝、結局何時間続けて寝られたか分からないまま泣き声で起こされ、眠い目をこすりながらオムツを替えて授乳をする。2歳の息子が起きてくる前に下の子をおんぶしながら朝ご飯の支度にとりかかるが、たいてい途中で起きてきては足元にすがりついて抱っこをせがまれる。
夫が起きてくれればと思うが、起こさない限りは起きないし、お茶くれコーヒーくれと言われるくらいなら寝ててくれた方がマシだと思い声をかけられない。
昔ならここで、「朝の30分しか子供と接する時間が無いのだから少しくらい見ててくれよ!」と少しイライラしたものだが、二人目が産まれてからはここではイライラしなくなった。
■育児中、夫にイライラしなくなった?
筆者には2歳の息子と生後4ヶ月になったばかりの娘がいるが、2歳児の底なしのパワーと要求に応えながらまだまだ授乳が続く赤ちゃんの世話で正直毎日クタクタだ。
夫は激務で夜も遅く休みも少ない。時間がある時は率先して子供と遊ぶが、遊びや楽しいところだけで女性が思う育児とは少し違う。
例えばありがちな話だが、子供をお風呂に入れるが着替えの準備や風呂場のおもちゃの片付け、着替えやお茶を飲ませるなどは一切しないくせに、周囲には「俺は子供をお風呂に入れてる、育メンだ☆」とのたまう。最高にイライラポイントだと思う。
しかしここでもイライラしなくなったのだ。
■自分がやった方が正確で早いと気づいた
一人目の時には二人の子なのだからあなたもやって当たり前!と思って、自分だけが寝不足続きの中全ての育児をこなすことに不平等を感じ、物理的に子と接する時間が少ないのだからできないのは当たり前なのに、無理に夫に手伝わせ、当たり前だが出来ずそれにまたイライラするという負の無限ループにはまっていた。
で、気づいたのだ。「あ、これ、ごちゃごちゃ言う前に自分でやった方が早くね?」「だってこの子については私の方が何倍も詳しいし、やり方だってすぐ分かる」
そう考えて、イライラしていた気持ちが大きくなる前に自分でサクサクっとやっちゃう。するとどうだろう。イライラしない、いや正確に言えば確かにイライラは少ししたが、その後イライラが残ることは無かったのだ!
となると全部自分がやることになってしまいそうだが、夫には夫の得意分野が皆あるはず。うちの場合は遊び全般とお風呂なので、遊びの後片付けがきちんとできなくても、お風呂のあとスッポンポンで子供が飛び出してきたとしても、そこは私が対応した方が早い分野なので私がやっちゃう。
■大人二人に対して子供二人の構成で気持ちが分散した
育児に慣れてきたからと言うのはあるが、子供が一人だけの時は、どちらか一方が子供をみるという状況になりがちだったが、子供が二人になるとそうはならない。例えば、休日に家族で出かけるとき、どちらかがベビーカーを押せば、どちらかが上の子を抱っこしたり手をつないだりする。これが自然の流れで大人二人で交互に子供二人をみることになる為、物理的にも気持ち的にも夫婦間で育児が分散され調和がとれているのかもしれない。
もちろん夫が居ない時間がほとんどなので、一人で二人をみる時間の方が圧倒的だが、夫と一緒にいる間に夫にイライラすることが少なくなったのはこの要因が大きいので、夫にイライラしっぱなしの方は、自分でやっちゃうか、子供を二人にするか試してみるのはいかがだろうか。
子が三人になったらどうなるのかも気になるところだが!?
(写真は筆者の娘、爪が伸びている)