
ジャンルで言うエレクトロニカ、日本ではCULBで流行って
いるらしいが、日本人アーティストと言えば誰?
私自身、音楽は大好きだけど、未知の分野であった。
海外で思いつくアーティストとも、”ケミカル・ブラザーズ”
ぐらいなもので(苦笑)
”kuroi mori”の第一印象は、穏やかで、温かく、
そしてどこか寂しいと言う感じであった。
曲に合わせて流れる映像がまた美しく、緩やかであったり、
トランスっぽく激しかったりと、魂を揺さぶられるのだ。
http://www.youtube.com/watch?v=M_uBEtHK4Do
プロフィールには、1999年にアメリカの前衛的なミュージシャン
が在籍するロックレーベル『TONE CASUALTIES』から
1stアルバムをリリース。
その後、2枚のアルバムをイギリス、ドイツでリリースし、2010年渡英、
レコーディングの後、2011年6月に4枚目となる『Child’s Hill』で
初の日本リリースを果たした。
このアルバムには、ロンドン在住の、様々な国籍のミュージシャンとコラボレーションしているところも興味深い。
同年8月、ロンドンでのライブも行い良い感触があったようだ。
エレクトロニカとは1990年代中ごろ、英国の音楽雑誌『メロディー・メイカー』によって造り出された電子音楽を示す言葉だが、*詳しくはこちら ja.wikipedia.org/wiki/エレクトロニカ
テクノでもない、どちらかと言うと打ち込み系のロックや、
”ベルベット・アンダーグラウンド”や”レディオ・ヘッド”
みたいな感じのイメージを私は持っていた。
だが、その定義は幅広く、生楽器系、電子音系、hiphop系、ダンスミュージック系と分類されている。
現在では、広義のクラブミュージックと狭義の非クラブミュージック、非ダンスミュージックに特化したIDM(インテリジェント・ダンス・ミュージック)とその周辺、進化系のみにはっきり分かれていて、
”kuroi mori”は後者の方だと思われる。
CLUBでは人気のエレクトロニカだが、IDMは目立たない。
それは日本のミュージックシーンにも問題があるんだけどね。
ただ、現在でも世界の名だたるミュージシャン達が、
IDMを、自作品に取り入れているところから考えると、
エレクトロニカと言う言葉が生まれたばかりの
1999年に、日本人の彼が当時の名作サンプラー
AKAI-53200のみで創り上げた
1st.アルバムを、アメリカのレーベルからリリースし、
多くのメディアから好評を得たことや、
現在やっと、日本でアルバムをリリースしたことを
踏まえると、とても先駆的だし、素晴らしい事だと思う。
今や、you tubeやら、iTunesで容易に音楽視聴出来る
時代なのだから、国内外新旧問わず、皆さんには
イロイロな音楽に触れて欲しいなと思うし、
”kuroi mori” も、ネット上の数々の媒体に隠れて
いるので、是非探してみてください。
日本ではまだ知る人ぞ知るアーティストですが、
私はもっと評価されてもいいんじゃないかな~と思っています。
画像引用元:kuroi mori オフィシャルウェブサイト
http://www.kuroimori.com