地方創生は地方から~京都丹後鉄道誕生~

安倍内閣誕生以来、政府は地方創生を掲げてきました。もちろん政府が積極的に介入していく必要があるでしょう。しかしながら、それだけでは十分とは言えません。地方自らが中心となっていく必要があり、地方のローカル鉄道も例外ではありません。

京都に新しい鉄道会社が誕生します。その名も京都丹後鉄道です。北近畿タンゴ鉄道から4月1日より生まれ変わります。北近畿タンゴ鉄道は旧国鉄の路線を引き継ぐなどして運営してきた鉄道会社でした。沿線には天橋立をはじめ、様々な観光地が存在するのにも関わらず、沿線の過疎化が進んだこともあり、2009年時点で、第三セクター鉄道(地方公共団体と民間が合同で経営する鉄道会社)として最も多い赤字額を記録してしまいます。その後も赤字の経営が続き、京都府の支援で何とか成り立っている現状でした。

4月から誕生する京都丹後鉄道では、高速バスなどで事業をしていたWILLER ALLIANCEが列車の運行に乗り出すことになりました。

 京都丹後鉄道公式ホームページより

公式ホームページによると、沿線の自治体と企業と一体になって運営していくことを目指しているようです。鉄道が地方全体を変えていく。そんな鉄道会社になっていくことを期待したいものです。

余談ですが、京都丹後鉄道の宮豊線豊岡駅は兵庫県で但馬国で、宮福線福知山駅は京都府ではあるものの、丹波国だったりします。全体的には京都府丹後を走っているので問題はありませんが、地図を眺めているとこういう小ネタもみつかったりします。

早速、新しい観光プランなどの企画に乗り出した、京都丹後鉄道から目が離せません。

※画像はフリー画像サイト https://www.nairegift.com/freephoto/ から引用

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