【アプリView】3月15日は“サイコの日”。アプリアップデートでAndroidユーザーにストレス警報発令中!

  by 北島 要子  Tags :  

フジテレビ系列の深夜アニメ枠『ノイタミナ』で、2012年から2013年にかけてTVアニメ第1期が放送され人気となった『PSYCHO-PASS』の公式アプリが、本日3月15日の「サイコの日」にアップデートされた。

『PSYCHO-PASS』は西暦2112年の日本を舞台とした近未来警察モノで、人間の心理状態を計測することが可能となったことから、その計測値(サイコパス)により人間を管理することで治安維持が行われている世界を描いたもの。

人気ドラマ『踊る大捜査線』の監督である本広克行氏が総監督を務めたことでも一躍話題となった作品で、第1期放送終了の翌年には第1期の新編集版と第2期が同枠で放送。今年初めには劇場版も公開となるなど高い人気を博している。

そんな同アニメのアプリ『PSYCHO-PASS 公式アプリ』が本日アップデートされた。同アプリは連動イベントが終わって以降単なる告知アプリ的な感があったが、今回のアップデートで一転してゲーム性の高い内容へと変化。これまでのコンテンツはポータルモードへと移行された。

新コンテンツは「MAIN」「SHOP」「MISSION」「CHARA」「PHOTO」の5つで、オリジナルシナリオを採用したというゲームは「MISSION」から楽しめる。

ここではユーザーが新人監察官となり、アニメさながら『ドミネーター』片手に街へ出て捜査を行う。当然、敵対するキャラクター(覆面集団)も登場するのだが、プレイ画面で彼らの「犯罪係数」をスキャンし必要に応じて『ドミネーター』のトリガーをタップ。

これを繰り返し、各ミッションの条件をクリアすればエリアクリアだ。時には敵からの攻撃を受けることもあるが、その時はタイミングを合わせて回避ボタンを使えばいい。

と、アプリ自体は以前と比較するとかなり楽しめるものとなっているのだが、ポータルへ移行したこれまでのサービスについてAndroid版で「以前のデータを引き継げない」事態となってしまい、記者を含めたAndroid版ユーザーにとっては大きなストレスとなってしまっている。

アップデート後にアプリを起動すると引継ぎIDなどを入力する画面があるのだが、もともと、アップデート前に引継ぎデータについて告知がされていなかったこともあり、多くのユーザーは記者と同様に通常のアップデートとおなじ感覚で作業を進めてしまった。

結果、アップデート後の引継ぎ画面を見て「どういうことか」と納得出来ないユーザーが続出し、レビュー欄に大量の不具合報告が寄せられることとなってしまったのだ。ただ、アップデート後の告知によると、Android版については旧アプリからのデータの引継ぎは基本できないようだ。

このAndroid版の不具合について、アプリの公式サイトでは「PORTALモードで使用できるポイントを1250pt付与」することで対応すると発表している。また、旧データの復旧を希望する場合は「別途で問い合わせフォームを設置し個別に対応する」とのこと。

なんとも残念な事態ではあるが、TVアニメが終了し、映画公開と合わせた連動イベントも終わってしばらく経過していたにもかかわらずこれだけの反響があるということは、それだけ多くのファンが今なお根強く支持しているということだろう。

人気コンテンツのアプリだけに、今回のような残念なアップデートはこれっきりにしてほしいものだ。

(C)サイコパス製作委員会/(C)CAVE Interactive CO.,LTD

■参照■
・アニメ『PSYCHO-PASS』公式サイト
http://psycho-pass.com/
・『PSYCHO-PASS 公式アプリ』サイト
http://psycho-pass.cave.co.jp/lp/index.html
・Google Play『PSYCHO-PASS 公式アプリ』ページ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cave.PSYCHOPASS.PORTAL&hl=ja
・iTunes App『PSYCHO-PASS 公式アプリ』ページ
https://itunes.apple.com/jp/app/psycho-pass-gong-shiapuri/id932269751?mt=8

サブカル好きな器用貧乏ライター。あまりに器用貧乏で残念すぎるくらい。

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