南極で穴に氷の塊を落としてみたら……? 映画でよくある拳銃撃った時の効果音に似ていた

過去の地球の天候を調査するための氷床コア掘削で南極の大地に開けた穴に氷の塊を落とすとこういう音がする……という動画が『Twitter』で公開され、60万回以上再生されるなどちょっとした話題となっています。



https://twitter.com/peter_neff/status/968911225919700992

動画を公開した張本人は、米シアトルのワシントン大学で氷河学及び地球科学の博士研究員をしているPeter Neff氏(以下、同氏)。この動画は、米ニューヨークのロチェスター大学が南極に拠点を持つIce Core Labのメンバーでもある同氏が、調査活動終了後に遊び心で氷の塊を落とした時に撮影されたもの。


https://twitter.com/peter_neff/status/968952110283767808

直径約25センチ、重さ約36キロの氷の塊を穴に落とすと、氷と氷が摩擦しているためかカラカラという音が聞こえてきます。数秒後、深さ90メートルの穴の底に到達したのか、最後には映画のワンシーンでよくある拳銃を単発で撃った時の効果音のような音がします。厚い氷の奥底がどうなっているか想像もできませんが、なかなか爽快感のある音ではないでしょうか。同氏によれば、「反響音またはドップラー効果ではないか?」とのこと。

南極を訪れる機会が皆無の一般人にとっては、こうした研究者の遊び心溢れる情報共有はうれしい限りです。



https://twitter.com/peter_neff/status/970122921128607744

※画像:『Twitter』より引用
https://twitter.com/peter_neff/status/968952110283767808

※ソース:
http://www.rochester.edu/newscenter/ice-core-lab-what-does-ice-sound-like-303142/
http://peterneff.weebly.com/

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