熱帯と化した現代の東京の酷暑と闘う最強の武器とは? ちりりん


2017年夏至に考えた、来るべき酷暑・猛暑への対処法。それはずばり涼を呼ぶ“風鈴”です。心頭滅却すれば火もまた涼し、暑さを感じるのは気分の問題、と笑い飛ばすには、暑すぎる現代の東京。それでもあきらめず、無理矢理、風情で涼を感じるという意気込みこそが大切なのではないでしょうか。

実際に日本最古(から2番目)の商店街で江戸風鈴を購入してみた


というわけで、本格的な夏が始まる前に、東京近郊で本格的な風鈴を購入できる店をリサーチして、実際に購入してきました。それが、日本で2番目に古い商店街である新御徒町の佐竹商店街のアーケード内にある江戸風鈴のお店“江戸風鈴・篠原まるよし”。風鈴職人の篠原儀治氏がひとつひとつ宙吹きのガラスの風鈴を「江戸風鈴」と名付けたそうで、現在江戸風鈴を製作している所は、江戸川区の篠原風鈴本舗と台東区の篠原まるよし風鈴の2軒しかないそうです。


店舗にいたのは、小学生と思しき子供たち。ここでは、風鈴に絵付けが体験できるそうです。そして、素敵な風鈴が並べられている棚が。私が親しい人へのプレゼントとして購入したのは朱色で、福をよぶ縁起物の“小丸型 宝船を松(待つ)”(1620円)と、自分用にオーソドックスな“小丸型 花火”(1620円)の2点。値段も手ごろで、季節感あふれる贈り物になりました。そのほかにも、夏を代表する朝顔や金魚が描かれた心躍る風鈴がたくさん!

自宅で楽しむ際に気を付けたい騒音問題

素敵な風鈴の音色を自宅で楽しみたいところですが、マンション住まいの方も多い昨今。取り付ける場所や時間帯には気を付けた方がよさそうです。

『マンション・ラボ』は、風鈴を吊り下げることに対してどう感じているかをマンションにお住まいの皆さんに調査した結果を発表しています。

マンションで夏の風物詩・風鈴を楽しむには、近隣への配慮やマナーが重要! – マンション・ラボマンション・ラボ(マンション・ラボ)
http://www.mlab.ne.jp/enquete/results/results_20130830/[リンク]

調査結果によると、マンションで風鈴を取り付けることに対し「風物詩として良い」「吊り下げることに問題はない」と回答した方があわせて56.5%、反対に「問題がある」と回答した方は21.4%。日本の伝統文化ともいえる風鈴に肯定的な意見が半数を占めるものの、「騒音」と受け取る人もいることが、改めて浮き彫りになりました。

否定派からは、「昼間は良いとしても夜間はやはり音が問題になると思います」や「集合住宅に住んでいる以上、誰もが同じ価値観ではないので、不快に感じる人がいるかもしれない。音が出るものは、やめておいたほうが良いと思う」といった意見が。風鈴の音を“騒音”にしないためにには、「取り付けは日中だけにして夜間ははずす」「風の強い日や風の強い場所は避ける」「夏の間だけ楽しむ」といった、周囲への気配りや節度を持つことが大切だということがわかります。

実際に東京で今年風鈴を楽しむ催事4選+番外編

自宅で楽しむのは難しいかも、という場合は、外に出て楽しんでみるのもよさそう。調べてみたらこの夏、風鈴を楽しめるスポットが結構あるんです! ちょっと足を延ばせば、東京近郊で、新旧さまざまな場所で、手軽に風鈴で涼を感じることができます。

東京ミッドタウン 風鈴のれんストリート
『MIDTOWN LOVES SUMMER 2017』の一環で登場。「日本の夏の涼を五感で愉しむ」をテーマに、花火、足水、風鈴といった日本の夏の風物詩を都心ならではのスタイルで体感できるイベントを多数ご用意。館内に“風鈴のれん”が登場。のれんをくぐるたびに奏でられる日本の夏の涼を楽しめる。
【期間】2017年7月14日(金)~8月31日(木)
【時間】11:00~21:00
【場所】東京ミッドタウン ガレリア館内
【主催】東京ミッドタウン
【参考】http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/3546/[リンク]

川越氷川神社 縁むすび風鈴
昔より“縁結びの神様”として信仰を集める川越氷川神社にて、天の川に恋の願いが届くように、また夜の神社でひとときの涼を楽しんで頂けるよう、一昨年より開催され、20万人以上が来場し大きな話題を生んだ夏限定の祭事。当祭事では、幻想的なシンボルエリア“縁むすび風鈴回廊”に設置された色とりどりな江戸風鈴に、参拝者の方の願いが書かれた木の短冊を結ぶ。なお、今年は新たに風鈴が彩る“風鈴小路”も登場。より皆様に風鈴の風情や音色を楽しめる。
【期間】7月1日(土)~9月10日(日)
【時間】9:00~21:00
【場所】川越氷川神社(埼玉県川越市)
【参考】http://www.hikawa-fuurin.jp/[リンク]

西新井大師 風鈴祭り
全国各地からたくさんの風鈴があつめられ、美しい音色が響きわたる。風鈴は展示即売される。
【期間】2017年7月上旬から
【時間】[平日]10:00~16:00頃 [土日祝]10:00~17:00頃(予定)
【場所】西新井大師 (五智山遍照院總持寺)
【主催】西新井大師奉賛会
【参考】http://www.nishiaraidaishi.or.jp/event/yearly.html[リンク]

川崎大師 風鈴市
日本全国の風鈴を集めて毎年7月に開催される『川崎大師風鈴市』。年々盛況を呈し、夏の風物詩として関東近郊はもとより全国の皆さまに親しまれている。
【期間】2017年7月19日(水)~7月23日(日)」
【時間】10:00~18:00 一部20:00まで
【場所】川崎大師 境内特設会場(大山門横静嘉堂石庭前広場)
【参考】http://www.kawasakidaishi.com/event/jul.html[リンク]

【ちょっと足を延ばして番外編】伊万里大川内山風鈴まつり2017
佐賀県の伊万里の風鈴まつり。伝統工芸の大川内山の焼き物と山間に広がる秘窯の里、そこに響く風鈴の音色。初夏の大川内山に涼を求めて足を運んでみては。 各窯元では水に関するデザインの風鈴や器などをディスプレイ。
【期間】6/17(土)~8/31(木)
※オープニングセレモニー:6月17日 10:00~、ボシ灯ろうまつり:7月22日 16:30~(雨天時7月23日、7月23日も雨天時は中止)、夏の器作品展:7月10日~8月31日※窯元によって臨時休業の場合あり
【場所】伊万里市大川内山一帯
【参考】http://www.imari-ookawachiyama.com/2017_furin/[リンク]

現代の東京の酷暑に風鈴

ここまで読み進めてくださったあなたは、今年の夏は、この酷暑の東京で人一倍涼しい日々を過ごせることでしょう。ちりりん。

執筆者:馬耳南風  

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