【ガジェ通秋葉原制覇】やや速報?秋葉原に『麺屋宗』の兄弟店が進出した模様 @『百年本舗』

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ガジェット通信のある秋葉原は、もはや完全に“ラーメンの街”となっていて、ここ数年の増殖具合は半端ありません。

と、同時に閉店している店もあるので総数で言えば、年に数件のペースで増えているってレベルですが、このままでは将来が色々と心配になる筆者(YELLOW)で御座います。

肉汁中華そば『百年本舗』だ……と?

そして!

もう秋葉原にラーメン屋は必要ねえっつってんだろ!と連呼している筆者の思惑と裏腹に、またまた新規のラーメン屋さんがオープンした次第です。

ちなみにオープン初日から数えて合計200杯まで『肉汁中華ソバ』を一杯無料で提供するとの事でして、これはオープン初日は行列必須で御座います。

というわけで、暑い真夏に行列に並ぶのは筆者のポリシーに反するので、騒ぎが落ち着いた頃を見計らって訪れてみた次第です。

とりあえず花の数が半端ねぇ感じですし、どこかで見た事がある人の写真とかナンバーワンを謳うモノがそこら中にありますが、そこは軽くスルーします。

むしろ、そこまでアピールして本当に大丈夫なのか逆に心配してしまう筆者です。

『肉汁中華ソバ』を食す!

はい、暑いのでさっさと実食で御座います。

とりあえずオープンしてしばらくは『肉汁中華ソバ』(780円)1本にメニューを絞るようでして、他のメニューは選べませんでした。

それでも”塩、醤油、旨辛”と3種類の味が選べるので、筆者的には問題無しで御座います。

食券を渡す時に味を聞かれるのですが、さして考えていなかった筆者は条件反射で塩と応えてしまいました。

ちょっと旨辛とか気になる予感ですが、まあスープを知るには塩がベストなので選択肢としては間違っていません。

スープは結構好きな味かも?

とりあえずスープを頂いてみます。

豚系な風味ですので、豚骨と思われますがスープは非常に澄んでいますね。分かりやすく言うと秋葉原、むしろ近所の『田中そば店』に近いと思います。

って感じでして、スープは完成度が高いと思います。

特に秋葉原では、コレ系統のスープが注目され始めているので、波に乗れると思います。

麺は普通に中細麺のストレート

麺は極々普通な中細麺のストレートタイプで、この『肉汁中華ソバ』とのマッチングは良いですね。

ただし、最近は何処のラーメン屋さんも麺にチカラを入れているので、もう少し個性があるとアピールしやすい予感です。

とは言え、特にディスる要素もなく美味しくスルっと頂ける麺でして、これはこれでひとつの正解かと存じます。

『肉汁中華ソバ』の肉汁とは?

スープは流石に肉だけでは原価的にキツいので、豚骨が軸になっていると思いますが、テーマである“肉汁”は何処に行ったのか悩んでしまう筆者です。

よしんば豚の腕肉を使うにしても、昨今は腕肉も安くはないのでちょっと厳しい予感です。

さらにチャーシューも低温調理と思われるレア加減なので、あの『ラーメン二郎』みたいにスープに還元されるタイプでは無さそうです。

ちなみに店のメニューに鶏肉を使った御飯的な何かがあるので、丸鶏を使ってスープを強くしている可能性は高そうですが、あまり鶏肉の場合は“肉汁”って言葉を使わないので、最終的には謎のままで御座います。

すると、消去法で言えばチャーシューの方でしょうか?

しかし!

チャーシューと言うよりはローストビーフ、もといローストポーク的な仕上がりなので肉汁感は皆無です。

いや、チャーシュー的な何かとしては美味しいのですが、チャーシュー的にはもっとも肉汁感に欠けるタイプだと思うので、そこら辺はどうなんでしょうか?

あと、葱とメンマは良いとして“モヤシ”は本当にこのラーメンに必要なのか、小一時間は問い詰めたくなる衝動に駆られてしまいますね。

清湯系のスープですので、モヤシにスープが絡む事もないので、ちょっと相性的には微妙です。

まあ、逆にモヤシが入っていて困るケースも少ないのですが、ラーメンを突き詰めると最後は材料を削って、余分なモノは落とす方向になると思うので、今後の展開に注目してみましょう。

と、色々と思うところはある筆者ですが、ラーメンとしては非常に美味しかったので、商品名さえ気にしなければ大丈夫です。

ご馳走様でした!

『肉汁中華ソバ』 総評

全体的に小綺麗に上手くまとめたラーメンな印象の『肉汁中華ソバ』(塩)でした。

肉汁感は何処行ったって思う一瞬がありますが、何気に薄切りのチャーシュー的な何かが美味しいので、肉感は高めで御座います。

今はメニューを徐々に慣らして増やして行く方向ですが、券売機には乗っていない奴も開発中らしいので、今後が楽しみな『百年本舗』です。

あと、仕方ないと言えば仕方無いのですが、店の奥がガラ空きなのに店の入り口側から詰めて座らせるのは、ちょっと微妙ですね。

宣伝効果を考えれば当然ですが、食べている側としてはクソ暑いのに店のドアとか開けてる場合、なるべくエアコンの効いた店の奥に座りたいです。

まあ、ここら辺は店が軌道に乗れば改善される案件ですので、特に文句って程ではないのですが、ちょっと気になった筆者です。

他にも麺茹で機が店の大きさの割には小さいんじゃないかな?みたいな点も気になった筆者です。

厨房スペースの関係で仕方なかったのかもですが、餃子を焼くスペースを無くしてでもラーメンに全力を注いだ方が、美味しいラーメンが作れると思った次第です。

ここら辺、ラーメン以外にもチカラを入れたい店っぽいので、筆者が言うのは大きな御世話って話ですが、秋葉原はラーメン激戦区なので中途半端なラーメンでは生き残れないって事だけはアピールしたいですね。

あと、筆者は食べていないので触る必要は無いのですが、多分『海南チキンライス』に関しては賛否が分かれると思います。

何せマニアックなメニューですので、オーダーする人は本場の奴を多少は期待すると思うので、今の『海南チキンライス』で満足出来る人がどんだけいるのかは、冷静に考える必要があるのではないでしょうか? 

というわけで、少々ディスりながらも、ラーメン自体は美味しかったのでオススメな『百年本舗』でした。

特に『田中そば店』が好きな人ならば、塩が良い感じだと思うで試してみて下さい。

肉汁中華そば『百年本舗』秋葉原総本店

住所:東京都千代田区 外神田3-8-9 昌徳ビル1F

営業時間 11:00~22:00
定休日:謎

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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