鈴木梨央さんが一日郵便局長に! 『乙女の手紙パーティー in KITTE』取材レポート

  by 古川 智規  Tags :  

日本郵便が開催した手紙体験イベント『乙女の手紙パーティー in KITTE』を取材した。
ゲストで登場した子役で活躍中の鈴木梨央さんが一日郵便局長に委嘱され、「手紙」にまつわる思い出等の話を聞く楽しいトークショーを繰り広げた。

バレンタインデーイベントの一環なのだが、日本では女性が男性にチョコレートを贈るイベントとなっている。しかし、欧米では大切な恋人、友達、家族にグリーティングカードなどを贈る習慣がある。
このイベントでは、「大切なあの人にお手紙を」のコンセプトのもと、手紙で大切な人に想いを伝える楽しさ、お祝いする喜びを伝えるものとなった。
その意味では最近日本でも、「友チョコ」が流行の兆しとなっているのはグローバルスタンダードに近づいてきたということなのだろうか。

あいさつに立った野口貴視東京郵便局長は「手紙の魅力にふれていただけるイベントをたくさん用意しています。明日はバレンタインデーなので、チョコレートを送る際にはぜひ手紙やカードを添えてみてください」と述べた。

同時に、手紙といえば欠かせないのが切手。そこで、金ぱく加工が施されたちょっとプレミアムな切手帳が紹介された。純金を使用しているので、シートには「24K純金箔証明書」が付いているという。

一日郵便局長委嘱式では「一日郵便局長という大役は初めてで緊張しますが、皆さんに手紙を好きになって欲しいので頑張ります!」と元気に語り、一般来場者からも拍手が沸き起こった。

続いて、タスキが野口局長から掛けられ、緊張した様子を見せた。

ここでいったんフォトタイム。この後で一日郵便局長としての初仕事が待っていた。

トークセッションでは手紙について聞かれ、京都に住んでいる友達と文通を行っているという梨央ちゃんは、「ポストに投かんする時はワクワクして、手紙が届いた時はドキドキして、ポストにも手紙が届いているかな?と何度も確認してしまいます。」と、手紙のドキドキ感を思い出しながら語った。 

また、バレンタインデー前日ということもあり予定を聞いてみると、「友達にチョコレートを渡す“友チョコ”が流行っていて、お姉さんと今日一緒に作る予定です!」と応じた。チョコレートには「これからもよろしくね!」と感謝のメッセージを添えたいとのことだった。

ここでサプライズゲストとして登場したのは、イケメンモデルとして人気のロマ・トニオロさん。
梨央ちゃんは、昨年のカンヌ国際映画祭に出席した際に覚えた流ちょうなフランス語での挨拶を披露し、場内を驚かせた。
欧米のバレンタインでは男性から女性へ手紙を送ることが習わしであると「欧米事情」を紹介したロマさんは、大好きなハンコを封筒に押しまくった手紙を持参。
「ハンコが好きなので、漢字やひらがな、カタカナのハンコをたくさん押して持ってきました!」と無類のハンコ好きを自認するロマさんらしい手紙だった。

その手紙をポストに投かんする一連の流れを見守ることが、一日郵便局長としての初仕事となった。
特設の「ぽすくまポスト」に投かんされた手紙を見届け、見事に初仕事をこなしたのだが、件の手紙のあて先は誰なのかという質問にロマさんは「実は、梨央ちゃんなんだよ~!」と答え、こちらの方がサプライズとなった様子だった。

最後に「一日郵便局長として時間があればイベントにも参加して盛り上げていきたいと思います」と挨拶した。

鈴木梨央さんの囲み取材での代表質問による一問一答は次の通り。

--もらった手紙は今でも大切にとってありますか?

「もちろんです。今でも大事にとってあり、読み返すこともあります。もらった手紙全部が宝物です!」

--バレンタインデーで、チョコレートを渡したい芸能人はいますか?またラブレターをもらったことは?

「昨年のドラマ『お兄ちゃん、ガチャ』で共演したジャニーズJr.の岸優太さんや、旅番組で共演した南海キャンディーズの山里亮太さんにあげたいです」と答え、またラブレターはもらったことも渡したこともまだないと、少し恥ずかしそうに語った。

--一日郵便局長になってみてどうでしたか?

「お芝居の時よりも緊張しました。でも一生に一度あるかないかの経験なので、とても楽しかったです」

一般来場者も多く、ほのぼのとした会場の空気が鈴木梨央さんの元気いっぱいのトークでさらにあたたかくなったイベントだった。
電子化されたメッセージのやり取りが一般化した今、あえて自筆で配達に時間のかかる手紙は、昔に比べて意外にもドキドキ感が増すコミュニケーション手段になっている。
勇気を出して筆を取ってみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

Twitter: jj6tje

Facebook: jj6tje