電気柵だけじゃない 身近にある感電事故のリスク

  by 松沢直樹  Tags :  

西伊豆一色の仁科川支流で、動物の食害を防ぐために設置された電気柵によって、7人の死傷者が出るという痛ましい事故が起きました。
その後の警察の捜査で、本来、電気柵の設置時に必要な、電気を遮断するブレーカーなどの装置を入れておらず、家庭用コンセントから直接通電する仕組みを採用するという杜撰な運用が浮き彫りになりました。

また、電気柵に流す電気を昇圧器で400ボルト程度に上げていたため、事故の被害が拡大したものとされています。

今回の事故は、設置した人物の杜撰な管理による被害としか言い切ってよいように思います。
非常に残念な不幸な事故でしたが、夏場の屋外での活動では、意外なことで感電事故が起きやすいので、注意が必要です。たとえば、釣り竿をかついで移動している最中に、高圧電線に触れて病院に担ぎ込まれる方は一定数いますし、移動中に車のバッテリーを調整していて感電するなどといった事故も同様です。

他にも、落雷事故に遭遇する確率が増えるのもこの時期です。海や登山などのレジャーを楽しむ方は、落雷による被害を避ける方法を一通り確認してから出かけたほうがよいでしょう。

アウトドアだけでなく、家庭内でも感電事故が起こりうるものは多数あります。消費者庁の事故データベースを見ると「ウォシュレットの便座を使用中に感電した」「電子レンジ使用中に感電した」「洗濯機使用中に感電した」など。
また、お子さんが、コンセントに物を差し込んで感電するケースも一定数報告されています。

小さなお子さんがいるご家庭は、コンセントカバーを付ける。また、家電を購入した場合は、必ずアース線を結線する。マニュアルに必ず記載されているはずですから、正しく感電を防ぐ方法を講じて家電製品を利用したいですね。

※写真はイメージ 足成 http://www.ashinari.com/2009/01/09-012613.php

福岡県北九州市出身。主な取材フィールドは、フード、医療、社会保障など。近著に「食費革命」「うちの職場は隠れブラックかも」(三五館)」近年は児童文学作品も上梓。連合ユニオン東京・委託労働者ユニオン執行副委員長 

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