週末ベトナムに住む友人とスカイプをする。旧正月でハノイは浮かれムードと聞いて、ベトナムも旧正月を祝うことを知らなかった私はひとつ知識を増やした。日本のニュースを見ると、中国人観光客がこの春節に日本を大勢訪れ買い物しまくっていると。
まさか…と言っては中国の方々に失礼だが、でも、まさかこんなに中国が力をつけるとは思わなかった。
こちらニューヨークもアジア人のかたまりを見ると確実に中国人観光客である。かつてはアジア人の観光客と言えばいの一番に日本人があげられたが、今は兎に角中国人の団体さんが目立つ。
五番街、ロックフェラーセンターの目の前にあるのは高級デパートのサックス・フィフィス・アベニューで、このショーウィンドーはスタイリッシュでまるでアートの世界である。それがそれが、なんと金満中国の観光客を狙ってスタイリッシュであるはずのショーウィンドーは、春節のあかちょうちんがディスプレーされていて、随分と中国人に媚びている感じが伺える。
目抜き通りの高級デパートも、経済力には屈すると見えて、この春節にどれだけ中国人サマサマにお金を落としてもらうかが重要なのだろう。
金がモノを言う現金な街ニューヨークは、今、一番金を落としてくれる浮かれ気分の中国人が大事で仕方ない。五番街のTISSOTのショーウィンドーには中国人男性の大きな写真にサイン入り。これはきっと中国人俳優なのだろうけど、高級店はそうそう特定の国に対して媚びることはなかったと思ったが、アメリカも中国と同じく目先の利益が最優先になったのだろう。
経済力をつけるということは笑顔が増えることだと思う。観光客の中国人は実に幸せそうだ。
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