ここで、高齢とは35歳以上をさすことにする。(35で高齢って失礼でしょ、って思う方、いやいや、自覚がないから…なんですよ。…は想像で補ってください)
日本には、たくさんの高の女性が存在する。人口が減少に転じ始めたとはいえ、まだ1億2千万にもの人間がくらし、単純計算でその半分、6千万人もの女性の群れが日本列島に生息していることになる。
35歳以上の未婚率は、2010年時点で26%、つまり、4人に1人が、独身なわけだ。50歳以上にいたっては、10人に一人が独身である。4年前でこの割合なので、現時点ではさらに増えていることが予想される。(時間がないので、現時点の未婚率は割愛するw)
そして、独身女性は、なぜか(ここがポイントだ)都市部に集中して暮らしている。特に、東京都の未婚率は全国平均に比べて、10%以上も未婚女性の割合が高く、したがって、高齢化した、あるいは野生化した、未婚女性に遭遇する確率がぐっとあがる。
ちなみに、2012年時点で、もっとも未婚率の割合が高いのは渋谷区だそうで、以下、新宿区、中野区、杉並区、豊島区、と続くそうだ。(引用元:)
そこで、この野生化した、いや失礼、高齢化した、未婚女性を見分けるにはどうすればいいのかという緊急の問題について、長年(6年くらいw)のエスノグラフィカルな研究によって得られた知見により考察してみたい。
1.集団の中でひたすらしゃべりまくる
まず、注目したいのはこの点だ。すなわち、集団の中で終始しゃべりつづけている女性である。類は類を呼ぶのか、独身女性は独身女性と戯れるらしく、何人かで行動するのをしばしばみかける。その中で、必ずではないが、存在するのが、この「しゃべりまくる野生動物、失礼、女性」である。
特に注目すべきは、集団の外から見ていても、ずっと同じ人がしゃべっているな、とわかるほどの大声でしゃべり続けている点にある。何をそんなに世間にアピールしたいのかわからないが、とにかく声がでかい。
そして、その大声から聞こえてくるセリフはほぼ9割がた、「頭がいい、悪い」「かっこいい、気持ち悪い」というレヴィストロースを彷彿させるかのような二項対立の構図である、というとおおげさだが、要は、誰かについての批評である。もしかすると、この手の女性は、世間に、レヴィストロースばりの観察眼についてアピールしたいのかもしれない。
この9割のケースにおいて、周りにいる同類(?)の女性は、完全に背景と化している。背景になった、主人公を一目見ようとすると、なぜか、そういう女性は、周りの背景をうまく利用し、カメレオンのように雲隠れしようとするのである。
気にすべきポイントをおそらく、野生化した、失礼、高齢化した女性はどこかで間違えてしまったのだろう。
2.笑い方が下品
これは、上記1のケースにもあてはまることだが、1のケースに限ったことではなく、スタバやら駅の構内やら、未婚女性と遭遇する場所で必ず聞こえてくる「ゲハハハ」という笑い方だ。他にも「ヒヒヒヒ」という笑い方もある。いちいちサンプリングしている暇などないほどに聞こえてくる下品な笑い声。
その強烈な笑い声は、聞く者を圧倒し、他を寄せ付けない。自ら他を寄せ付けないという離れ業を成し遂げることによって、誰も彼女に近づけない。とりわけ、「ゲハハハ」という笑い声は、ハゲを逆さに呼んだような笑い声ではありませぬか。ただでさえ、気にしているのに、そんな笑い方をされたら、もう近づけません。
おそらく、誰かも指摘を受けたことのない純粋無垢に育ってしまった女性は、無差別に投下される半ばテロ行為とも気づくことのないまま、今日に至ってしまったのだろう。
いずれにしても、さわらぬ神にたたりなしだ。
3.買い物カゴの中身がおかしい
このケースは、上記2つのケースと異なり、野生化、失礼、高齢化がさらに進んだケースに当てはまるものだ。50代以上になると、未婚、既婚、を見た目だけで判断するのは難しい。冒頭で上げたデータのように、10人に1人と割合が低いだけでなく、特に、場慣れした野良猫のように警戒心も高く、このご時世を一人で生き抜いてきただけあって、おいそれと「独身ですか?」などと聞こうものなら、某都議会議員のように、騒ぎまくるのに違いない。
しかし、そんな熟練した未婚女性にも弱点がある。買い物カゴの中身だ。一見すると、主婦のような買い物カゴの中身。あ、今日はこの人料理するんだな、4人家族くらいかな、そう思わせるほど大量に買われた食材やら日用品。
ところが、レジ係が一品一品バーコードリーダーに通していくと、地獄のふたをあけてしまったかのように現れる何かがある。ここでそのすべてを記述することはできない。例えば、30本以上入った歯ブラシだ。何に使うのか?(ちなみに、ここで上げているレジは百均のレジではない。普通のスーパーのレジだ)
通常の家庭であれば、そんなに歯ブラシを購入すれば、ひと騒動持ち上がるのに違いない。「おかあさん、そんなに歯ブラシかってどうするの?」と子供から言われ、「お前、そんな歯ブラシどうするんだよ」と旦那からも言われるだろう。
そして、案の定、不幸にも(決して他意はない)、野生化した、失礼、高齢化した未婚女性(とおぼしき)女性の後ろについてしまい、購入した商品を袋に入れていたとき、かの有名な範馬勇次郎のような後ろ姿で、黙々と殺気溢れる姿で商品を袋に入れる女性の姿を見てしまったのだ。
その時点で、私は確信した。この女性は未婚に違いない。
さて、いかがでしたでしょうか?あなたの近くにもいるはずの野生化した、失礼、高齢化した未婚女性、下手に近づけば、訴訟沙汰にまでなるこのご時世。あなたも気を付けた方がいいのでは???