YouTubeと言うと素人が自分のカメラで撮影するという、手作り的な動画が多いという認識です。しかし、YouTube側は本格的な動画制作を行うことが出来る施設『YouTube Space』を運営しています。 日本(東京の六本木)でも運営されており、YouTube動画投稿者であれば簡単な条件を満たすことで使うことが出来ます。
機材も、テレビ局が使うものから、ハリウッド映画でも使われている高画質な映画用ビデオカメラ、マイク、クロマキー合成、照明、動画編集ソフトがセットアップされた高性能コンピュータ、クレーンカメラなどを申請することで使うことが出来ます。 しかし、ハード面が充実しても、ソフト面や資金でアイデアが実現できないことがあります。
『オメガプログラム』はYouTubeがソフト、ハード、資金面で支援
8000人以上の登録者(執筆時)を持つYouTubeクリエイターであれば利用可能です。今回はオメガプログラムの支援によって『大怪獣グララ』の撮影を行った『OFDfilms』の岡田紳吾さんの話を聞くことが出来ました。関係無いですが、筆者もエキストラで出演しています。
企画書は重要
YouTubeが制作をサポートするので、企画書からのチェックが本格的に入ります。ルーチンを通せば使えるというものではなく、YouTube担当者と何度も打ち合わせをしてお互いの利点のすり合わせを何度も行います。 この作業はプロジェクトの中でも多くを占める重要な作業と言われています。
本格的なクルーを使った撮影
個人的なYouTube動画の撮影スタイルは、自分撮り、三脚固定、家族や友人に頼んでカメラを持ってもらう必要があります。 オメガプログラムでは撮影に必要なクルーが準備されます。カメラマン、音声、アシスタントなどが充実しているので、監督業や企画側に専念することができます。 これによって今までにないテレビ、映画品質の動画を撮影することが出来ます。
セット、美術も準備される
テレビや映画撮影では収録内容に合わせた、セットを準備します。オメガプログラムでは『YouTube Space東京』に常設されているセットはもちろん、プロジェクト専用のセットも準備されます。 想像力や企画力は有るが、ハード、ソフト、資金面が障害になっている人は、『オメガプログラム』は良いのでは。
大怪獣グララとは
怪獣をテーマにした動画で、多くのYouTubeクリエイターを巻き込んだ怪獣ドラマです。基本のシナリオは、『YouTube Space東京』で何かをしていたら、怪獣グララに襲われるというものです。 最後には分岐があり、ゲーム形式で色々なクリエイターの動画を見ることが出来ます。 出演者も、YouTubeの新人発掘イベントの『YouTube Nextup』に選考された『Megwin』、『Soezimax』、『ミンミン動画塾』など、有名な人やグループが参加しています。
選択によってルートが変わるゲームブック形式のゲームが楽しめます。
あの『岡田斗司夫』さんも特別ゲストとして収録されています。
また、それぞれの動画の説明欄で『大怪獣グララ』の素材を入手することが出来るので、貴方の動画にも出演させる楽しみもあります。
東京にゴジラ出現!?大怪獣グララ !TOKYO GODZILLA? YouTube
http://youtu.be/ch-e3QdmyI8
『オメガプログラム』の公式説明
https://www.youtube.com/yt/space/ja/omega.html
写真はYouTube及び筆者が撮影