ネットを以前から利用している人であれば一度は ”台風” と ”コロッケ” という似つかわしくない単語が並んでいるログを見たことあるのではないだろうか?
元々、2ちゃんねるのニュース速報板にて台風スレッドが立っている最中に「コロッケ買ってきちゃった。」という何気ない書き込みからこの風物詩は始まっている。
それ以降、もう10年に渡り、台風が来る度に我々は”コロッケ”を思い出さずには居られないわけだ。
と、言う事で台風近付く2011年9月2日、愛知県に住む筆者はコロッケを食べるべく近所にあるコンビニへと向かうが、時間帯の問題か、もしくは台風で客足が遠のくと思ったのか、残念ながらコロッケのストックはなく、コンビニでのコロッケ獲得を諦めるしかなった。
しかし、そこで諦めてしまっては台風の日は乗り切れない。
近所にある喫茶店”コメダ”にてコロッケを食べる。
外は大雨、そして風も強い中で食べるコロッケ、確かに秀逸である。
しかし不思議なのは、コロッケが3つ出てくるのにパンは2つしかない、コロッケサンドにして2つを食べた後、残った一つはどうすればいいのだろうか?
考えれば考えるほど不思議であり、気が付けばそとの雨音や風切り音が一切気にならなくなっている。
なるほど、台風の日にコロッケを食べると台風の恐怖が少し和らぐわけだな。
妙な納得をしながら満足をして帰宅する。
愛知県というのは喫茶店に恵まれた地域であり、コンビニよりも確実にコロッケが食べられる場所が近所にあるというのは実に台風の日に心強いわけだ。
愛知県人でよかったと心から思う台風接近の一日であった。