『オールウェイズ・ラヴ・ユー(I Will Always Love You)』は映画『ボディガード』でホイットニー・ヒューストンが歌ったあの名曲。『オールウェイズ・ラヴ・ユー』と言えば日本人の誰もがホイットニー・ヒューストンを思い浮かべるだろうが、実はこの曲、オリジナルは『ドリー・パートン』というアメリカのカントリー・ミュージシャンなのだ。
オールウェイズ・ラヴ・ユーはドリー・パートン自身が歌ってもビルボード1位を獲得している。名声の方はどちらかと言えばホイットニー・ヒューストンに譲った形だけれども、曲の味わい、歌の味わいではドリー・パートンも決して負けてはいない。
オールウェイズ・ラヴ・ユーはもともとは長くコンビを組んでいたポーター・ワゴナーとの別れを歌ったもの。ドリーの心の内はいかばかりのものだったか。悲しく途切れそうな声で「いつもあなたを愛するでしょう」と繰り返すのだ。気持ちのこもったヴォーカルは聴いていてとても心が震える。ドリー・パートンの気持ちが痛いほど伝わってくるのだ。
ドリーの歌にはホイットニーのような華やかさはないかもしれない。しかし、心がこもっている。彼女の歌には”魂の叫び”にも似た何かスピリチュアルなものを感じるのである。
“歌が上手い”とはそもそも何なのか。技術的に上手ければそれでいいのか。そんなことを考えさせる歌声だ。
※この記事は、Melody Talk名曲オールウェイズ・ラヴ・ユーのオリジナル、ドリー・パートンの感動の歌声!! より一部抜粋したものです。
http://www.melodytalk.net/melody/2004/07/dolly_parton.html [リンク]
参考・画像引用:
Dolly Parton Statue, Seveir County TN courthouse by SeeMidTN.com (aka Brent)
http://www.flickr.com/photos/brent_nashville/256165221/sizes/l/ [リンク]