【山形グルメ】伝説の駅弁「九十九鶏弁当」を食べた件

もはや伝説、いや神話と言っても過言ではない駅弁「九十九鶏弁当」を食べる機会があった。九十九鶏弁当は創業から50年以上の歴史ある「九十九鶏本舗」(山形県山形市銅町2-24-8)が販売しているもので、駅弁として、地域の弁当として、多くの人たちに愛されている魅惑のグルメだ。

事前に予約をして購入「九十九鶏弁当」

九十九鶏弁当を買うために遠方から訪れる人も多く、売り切れることも多々ある。それゆえ九十九鶏本舗は「九十九鶏漬は売切れの事がありますのでご予約がおすすめです」とアドバイスしている。筆者はJR山形駅のビルにテナントとして入っている、山形の名物品専門店「清川屋」(山形県山形市香澄町1-1-1 エスパル山形2F)で購入した。

具の内容によって複数の種類がある

九十九鶏弁当には、具の内容によって複数の種類がある。九十九鶏弁当、鶏肉の巻物入り九十九鶏弁当、九十九鶏弁当極上。ほかにも、良質な酒粕に新鮮な若鶏を漬けた酒粕漬・九十九鶏漬や、九十九鶏のそぼろ煮も販売している。今回筆者は、鶏肉の巻物入り九十九鶏弁当を買った。鶏肉の巻物入り、つまりチキンロール入りである。

<九十九鶏弁当の紹介コメント>

「山形県産ササニシキ100%のご飯の上に、こぼれんばかりにびっしりと敷き詰められた鶏そぼろ。選りすぐりの鶏肉に特製タレや調味料でじっくりと仕上げられた味はご飯との相性が抜群。さらに、鶏照り焼きは、そぼろとは別タレでの味付け。地元はもちろんのこと、山形のソウルフードとして全国の方々から愛し続けられている味です」

徹底的に具が敷き詰められている

九十九鶏弁当はビジュアルからして至高。徹底的に具が敷き詰められている。おかずが少ない駅弁でも1500円かそれ以上することが当たり前となった昨今、ここまで徹底的に具だくさんでありながら1060円で買えることが特異点すぎる。おかしい、もっと高額であるべきだ。そうでなくては、宇宙の法則が乱れる。それほど具だくさん。

徹底的にご飯を美味しく食べるために仕上げられた鶏肉

丁寧に香ばしく焼かれた鶏肉の塊がふたつもご飯に盛られている。その周囲には、ご飯が見えないほどの鶏そぼろ。徹底的に鶏が楽しめる構成になっているわけだ。その味、薫り高く、そして旨味が深いもの。これ、徹底的にご飯を美味しく食べるために仕上げられた鶏肉だと確信した。まさに駅弁の黄金比率がそこにある。

神話級の駅弁ここにあり / 九十九鶏弁当

そして地味に感動したのが、黄色い物体である。何かと思って食べてみると、これ、パイナップルだった。これがもう至高のフルーツ。香ばしき鶏肉に染まった味覚を一気にフレッシュな甘みと酸味で包み込んでくれる。

そうか、ここにパイナップルがあるのは、隙間を埋めるためではなく、必然なのだな。

神話級の駅弁ここにあり

特に素晴らしいと感じた部分は、食べる者の「味の機序」を完全に理解して作られている点。鶏肉と鶏そぼろは甘めな仕上がり、食べると一気に甘さに味覚が包まれるのだが、そこで漬物を食べると、一気に甘味と旨味が引き立つのである。そう、甘味からの塩味の流れを計算して作られているのである。

うまい、うますぎる。伝説、いや、神話級の駅弁ここにあり。

酸素と砂糖水と樹液が大好物 https://twitter.com/kudo_pon

Twitter: kudo_pon