内閣府の公式YouTubeチャンネルが「富士山噴火による首都圏の被害」動画を公開 / 300年以上噴火していないのは少し異常

内閣府の公式YouTubeチャンネルが「富士山噴火による首都圏の被害」をシミュレートした動画を公開し、大きな話題となっている。

富士山噴火シミュレーション動画「富士山の大規模噴火と降灰の影響」

その動画のタイトルは「富士山の大規模噴火と降灰の影響」で、富士山が噴火した場合、首都圏を含む周辺地域にどのような被害が生じるかを表現。さらに、被害レベルの詳細も導き出しており、富士山から遠く離れているように思える東京都でも、大ダメージが避けられないことを伝えている。

<内閣府公式YouTuebチャンネルのコメント>

「富士山の大規模噴火が発生した場合、どのような現象が発生し、どのような影響があるのかを理解いただくため、CGと実際の映像を交えた資料映像を作成しました。映像を活用して、近年、発災事例がない広域降灰等の大規模噴火について知っていただき、備えるきっかけとしていただければ幸いです」

東京大学名誉教授「300年以上噴火していないのは少し異常」

なかには「富士山なんて噴火しないでしょ」「大丈夫大丈夫」「ありえない」と思っている人がいるかもしれない。しかし、この動画内で、東京大学名誉教授であり山梨県富士山科学研究所所長の藤井敏嗣氏は「300年以上噴火していないのは少し異常」と語る。つまり、富士山の噴火はあり得る。

東京・新宿が灰の街と化しているようす

動画では、富士山が噴火した場合、東京・新宿が灰の街と化しているようすを伝えている。灰の重さで倒壊する家や、交通網のマヒなど、懸念点は多数あることがわかる。大地震と同等、いや、それ以上の被害が生じるかもしれない。

心配しすぎることはないかもしれないが、常に、何が起きてもしのげるように、準備だけは徹底しておきたいものである。


※記事画像は内閣府公式YouTubeチャンネルより引用

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