勾玉(まがたま)というものをご存知だろうか。
形状から、曲玉とも書く。
材質も様々で、翡翠(ひすい)が最高とされる。
この奇妙な形は一体何なのだろう。諸説ある。
例えば、動物の牙で作った牙玉を基とする説、胎児の形を模したとする説、魂の姿を象ったとする説、巴形を模したとする説、月の形を模したとする説、形そのものに意味があったとする説、破損した耳飾を再利用したとする説、魚(稚魚)の形を模したとする説などである。
だが、勾玉自体なんなのか、諸説あるが、結局よく分からないのである。
過去、膨大な数が出土している。縄文時代のものもある。
魏志倭人伝によれば、邪馬台国女王から魏への進貢として贈られたこともある。
神事や祭事に使われた形跡があるので、神につながる何かであることは間違いなさそうである。
ここで想像力を働かせようと思う。
当然、この独特の形には意味があるのだろう。
そしてそれは何か。
この形は、古代ヘブライ文字(ヘブル)で、“ヤ”という意味である。
“ヤ”は、ヘブライの唯一神、ヤハウェである。
つまり、神をあらわす形だったのではないか。
古代史の話しになると、時折、ユダヤが顔を覗かせる。古代にユダヤ人の流民があったのではないかということ。
そうすると、途端に眉を寄せ、眉唾として一蹴されるが、一考する価値が少なからずあるのではと思うのである。
余談だが、京都に八坂神社という宮がある。
主祭神は、素戔嗚尊 (すさのおのみこと)。
ヤサカというのは、古代ヘブライ語で、神を知る、見るという意味である。