サラダボウル専門店を運営するWithGreenは、2025年8月31日(日)まで季節限定サラダ『本格キーマカレーとズッキーニアチャールのサラダ』と『BBQチキンとたっぷり夏野菜のサラダ』を全国のWithGreen39店舗で販売している。これら2つのサラダを食べてみたのでレポートする。
湿度と気温がピークを迎える7〜8月には冷たい麺や飲み物に偏りがちである。毎年のことながら、少食になり体力が落ちるとともにいよいよ食欲不振になり、体がだるくなっていく負の連鎖に陥るのがいわゆる「夏バテ」である。今年はすでに6月から猛暑日を記録し早速、夏バテに陥った方が多いと聞く。熱中症対策も大事だが、普段の食生活で無理のない体力維持を図らなければ、困るのは自分であることは分かっているのになかなかそれが出来ないのがもどかしい。
同社では「野菜とタンパク質をしっかり摂れる食事」が身体を整えてくれますと考え、暑さに負けず元気に過ごせるように、旬野菜の美味しさを盛り込んだ2種類の季節限定サラダを用意した。
本格キーマカレーとズッキーニアチャールのサラダ
ひとつは、ズッキーニを甘酢とスパイスでマリネした「アチャール」に、スパイシーなキーマカレーを合わせた、夏の食欲を刺激する一皿だ。夏が旬のズッキーニを香辛料と甘酢でマリネ、辛さがクセになるキーマカレーを主役にして、暑い日にこそ食べたくなるサラダに仕上げた。
トッピングは、ズッキーニアチャール/紫キャベツ/コーン/玄米/キーマカレーで、おすすめドレッシングは「ハニーミルク」である。
玄米とキーマカレーですでにカレーライス調になっているのだが、そもそもサラダなので冷製というところに注目したい。熱いものをモリモリ食べられるのであれば苦労はしない。そこで冷たくてちょっぴり辛いキーマカレーを食べながら、同時にサラダをいただく「同時性」がしっくりと合うから不思議だ。
そしてハニーミルクというドレッシングは、名称のイメージよりもハニーもミルクも強くないので安心してほしい。それほど独特な味のドレッシングではなく、まろやかで野菜を包み込んでくれる甘さなのでドレッシングの風味でサラダまでいただいてしまおうという同社の心意気が見え隠れする。というのも同社が提供する野菜は、慣れればドレッシングは不要であるほど甘くて美味しい。そこをあえて濃い目でまろやかなドレッシングでからめるというのは、夏バテで体が受け付けない食物を食べやすくする工夫でもある。少しずつでもよいので、口にしていただければ大丈夫だ。
BBQチキンとたっぷり夏野菜のサラダ
もうひとつ「BBQチキンとたっぷり夏野菜のサラダ」はテイクアウトとした。10種以上のスパイスで味付けしたスモーキーなBBQチキンと、太陽をたっぷり浴びた夏野菜が入ったボリュームサラダである。例によってお昼時に作ってもらい、35度近くまで上がった気温の中を取材して歩き回り、その間サラダは持ち歩き続けて夕食に食べるのである。
毎度のことだが、約8時間経過して多少しんなりはしているが水が出てベチョベチョということはない。これは野菜が新鮮なこともあるが、実は野菜の切り方に秘密がある。カットの方法で水が出ないようにしているプロの技なのだ。切ってちぎって盛ってドレッシングを掛ければサラダというわけではないのだ。
トッピングは、コーン/紫キャベツ/オニオンマリネ/トマト/きゅうり/BBQチキンで、おすすめドレッシングは、「ハニーマスタード」である。
BBQチキンはメインとなる肉系であるが、夏にポリポリ食べて美味しいきゅうりや、昔はもぎたてをガブっとまるごと食べてたトマト等の夏らしい野菜が並ぶ。
ここでも注目したのはドレッシングだ。ハニーマスタードという相反する味に思える組み合わせが食欲を増進させるから不思議だ。マスタードとはいえ、そこらの出来合いのものではなく、粒マスタードを使用した本物だ。いわゆる西洋マスタードのうち米国由来のイエローマスタードよりは辛くなく酸味も少なく風味が高い。それにはちみつを加えるのだから、「甘辛い」ドレッシングでBBQチキンを含めて全部に混ざって美味しいのだ。Mサイスにして失敗した、Lサイズにしておけばよかったと思ったくらいだ。
夏バテ対策だけではないが、そうならないうちに野菜や肉や穀物から必要な栄養を摂取しておけば、無意味にだるくなることもないだろう。そしてこのサラダには野菜だけではなく、肉も穀類も入っているのでだまされたと思って、1食をサラダだけに置き換えてみていただきたい。その満足する理由がわかるはずだ。そんな夏を乗り切るサラダで頑張っていただきたい。
※写真はすべて記者撮影

