【世界の端に行ってみた】南アフリカの先端・喜望峰に行ってみた / なんかスゴイのがいた

世界中にある「端」や「行き止まり」に行ってみたい。なんだかよくわかんないけど行ってみたい、見てみたい、足を踏み入れたい。そんな気持ちで前回はチベットの山奥「アチェンガルゴンパ」に行ってみた

南アフリカの先端・喜望峰に行ってみた

今回は南アフリカの先端・喜望峰に行ってみた。喜望峰は、アフリカ大陸の端っこです。海の向こうは南極大陸ですね。なかなかロマンを感じる場所といえます。

日本から香港経由で南アフリカのヨハネスブルグに向かい、そこから乗り換えてケープタウンに行きました。

香港経由の空の旅はなかなか楽しい

余談ですが、飛行機は直行便より乗り換え便が好きです。たとえ空港から出られなくても、経由国のグルメや文化に触れられるから。香港経由の空の旅はなかなか楽しいです。

香港ディズニーランドの限定グッズが買える公式ショップあり

たとえば、香港では乗り換えの合間にグルメが楽しめる良い空港です。「香港らしいものを食べたい!!」とは思ったのですが、街に行くほどの時間がなく断念。空港のマクドナルドは独自メニューがありますし、香港ディズニーランドの限定グッズが買える公式ショップもありますので、時間に余裕がある方はぜひ。

……よくよく考えてみれば、香港も陸地として「端」や「行き止まり」ですね。

飛行中は2回の機内食がありました! おいしいです!

南アフリカ航空に乗って南アフリカ・ヨハネスブルグに向かいます。乗るとすぐに食事に。飛行中、2回の機内食がありました。しっかりおいしいです。機内食のパン、あなどれないウマさです。乾燥して、ちょうど良く水分が飛んでいるパサ感が良かったりします。そしてふんわり。

機内食は重要な楽しみポイントのひとつ

長時間のフライトの場合、機内食は重要な楽しみポイントのひとつなので、おいしい機内食を出してくれる航空会社はありがたいです。感謝。

CAのお兄さんと記念撮影

ヨハネスブルグ空港に到着。CAのお兄さんと記念撮影。お別れのときも優しく対応してくれました。なんだか嬉しい南アフリカのスタート。13時間以上の飛行の疲れも消えます。

空港にあったビール醸造所で地ビールを飲む

すぐにケープタウン行きの飛行機に乗り換えるため、この街を観光する時間はありませんでした。とはいえ! なにかヨハネスブルグ名物が食べたい。ということで、乗り換えの合間に、空港にあったビール醸造所で地ビールを飲みつつオツマミを食べました。おいしい。

空港のお土産屋さんも、一気にアフリカっぽくなりました。ここまでアフリカなお店を私は知らない! 爆買いしたい。

ケープタウンを拠点として喜望峰に向かう

ヨハネスブルグ空港からケープタウン空港への直行便に乗ります。喜望峰はケープタウンから近いので、ケープタウンを拠点として喜望峰に向かう予定です。

日本でいうところの東京から鹿児島までの距離に近い

距離はヨハネスブルグからケープタウンまで約1300キロで、飛行機で約2時間。日本でいうところの東京から鹿児島までの距離に近いといえるかもしれません。遠いようで、意外と近いかも。

ケープタウンはとても都会な雰囲気で、けっこうオシャレなイメージ。飲食店も街並みもリッチな印象をうけます。ですが、喜望峰へと向かうと、一気に大自然が広がる風景になります。

ボウルダーズビーチも欠かせないスポットのひとつ

喜望峰に向かう途中、ちょっと寄り道をしました。世界中にある「端」や「行き止まり」に行ってみたい! ……が旅の目的のひとつではありますが、ボウルダーズビーチも欠かせないスポットのひとつ。

数えきれないほどのペンギンが棲んでいるビーチ

ボウルダーズビーチには、目視で数えきれないほどのペンギンが棲んでいるのです。現地人に話を聞いたところによると、かつて南極大陸から泳いできたペンギンが棲みつき、徐々に増え、大群ともいえるペンギンビーチになったのだとか。気になります。それは見ないわけにはいかないですよね。

動物好きにとってたまらない萌えポイント

実際にボウルダーズビーチを見て圧巻。なんかスゴイのがいました。そう、ペンギンです。ビーチをペンギンたちが占領(?)しています。こんな風景、ペンギン好きにとって、いや、動物好きにとってたまらない萌えポイントではないでしょうか!

「ペンギンビーチに来た証」として自撮り

個人的には、あまり自撮りはしないのですが、さすがにここは「ペンギンビーチに来た証」として自撮りをしてしまいました……。そして暑かったので、アイスを食べました。おいしかったです。

街や歩道の近くを歩いているペンギンもいる

以前はペンギンたちと一緒に日光浴をしたり、泳いだりすることが可能だったようですが、現在はペンギンには近寄ってはいけないルールがあるようです。なので一緒に泳ぐ事は出来ませんでした。しかし、街や歩道の近くを歩いているペンギンもいるので、近寄って挨拶は出来ました。嬉しい。

野生のバブーンだらけのバブーンパラダイス

寄り道で癒やされたあと、喜望峰へと向かいます。道中、なんかスゴイのがいました。野生のバブーンの親子を複数見かけました。そこらじゅうにバブーン。たくさんバブーン。ずっとバブーン。

実はこのあたり、喜望峰へ向かう人達のクルマで大渋滞だったりします。そこにバブーン。渋滞のイライラもバブーンで癒やされます。バブーン、ありがとう。

喜望峰に到着! 向こう側に南極大陸があると思うと……

喜望峰は、やや大きめの丸い石が無数に転がっている海岸でした。賽の河原のように、石を積み上げていく人もいるようです。風が強く、そして目に入るのは石の海岸と大海原。向こう側に南極大陸があると思うと、なんだか不思議な気持ちになります。寂しいようで、ロマンを感じるようで……。

話によると、紀元前600年ごろから、この地の記録があるようです。現在に至るまで、あらゆる動物、あらゆる船、あらゆる人々がこの地を訪れていたと思うと、歴史の感触が強く心に響きます。この端っこの地、かなり良いのじゃあないでしょうか。

喜望峰の近くに「新ケープポイント灯台」

実は、喜望峰の近くに「新ケープポイント灯台」(New Cape Point Lighthouse)と呼ばれる絶景地があります。喜望峰からクルマで行き、途中から崖を上る鉄道列車に乗り換えて新ケープポイント灯台に向かいます。

海の美しさを感じるとともに自然の厳しさも感じます

列車は緩やかな坂をゆっくりと登っていき、終点の新ケープポイント灯台に到着。そこはしっかりと整備されたレストランや休憩所、ショップ、南極大陸方面を眺められる見晴らしが良い場所もあります。風景を眺めていると、海の美しさを感じるとともに、自然の厳しさも感じます。

レストランでおいしい魚介類を食べることが可能

新ケープポイント灯台では、レストランでおいしい魚介類を食べることができます。筆者は南アフリカのおいしい魚介類を使用した寿司がどうしても食べたかったので、寿司をオーダー。しっかりと寿司の技術を持ったシェフが丁寧に、絶品なる寿司を握ってくれました。その鮮度と味ですが、日本にも負けないおいしさです。

南アフリカの端っこはあまりにも魅惑的

南アフリカ、いや、アフリカ大陸の先端で、ここでしか見られない絶景と、ここだからこそおいしいグルメが堪能できる。南アフリカの端っこ、あまりにも魅惑的です。

現地ならではの動物クドゥの肉も個性的な味でおいしい

……余談ではありますが、南アフリカは極めてグルメな国でした。特に肉がウマイです。牛、豚、鳥、どれもワイルドで美味なのですが、クドゥと呼ばれる現地ならではの動物の肉も個性的な味ながら味覚を楽しませてくれました。

それでいて魚介類もおいしい。ただ、治安は決して安心・安全とはいえません。もちろんベースとして自衛はするとして、触れ合う人達を間違わなければ、南アフリカの人たちは温かく旅人を受け入れてくれることでしょう。

南アフリカの先端に行くという目的は達成

旅はまだ続きますが、南アフリカの先端に行くという目的は達成。これからも世界中にある「端」や「先端」や「行き止まり」に行ってみたい。

次回の『世界の端に行ってみた』はチュニジアの砂漠のオアシスに行ってみた。……です。

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