ライブや演劇などが好きな人はきっとお世話になっているチケットぴあさん。人気のライブなどのチケットは抽選となったりしますが、抽選にお客さんのデータベースが活用されていることをご存知ですか?
抽選というとコンピュータでランダムに選ぶというイメージを多くの人たちが持っていると思いますが、そこにはある程度の人為的な操作が介入しています。
年齢や性別などの個人情報や購買履歴、そして素行などもチェックされています。そうやってデータベースが出来上がっているのですね。また、ブラックリストなるものも存在しています。例えば、ももクロのライブとかで激しいオタ芸とか繰り広げている人とかはそこに入っている可能性大です。購入後にちゃんとチケットを発券しているかとかすっぽかしていないかも見られているようですよ。
あと、アーティスト自身からどのようなお客さんに来て欲しいのかの要望を受けて選別に反映させているケースもあるそうです。一例を挙げると、ある有名アーティストは最前列の10人を若い女性にして欲しいとの要望を出しているとか。
最近はビョークさんのライブの抽選が話題ですが、そこでもビョークさんがどのようなお客さんにきて欲しいかという要望を選別に反映するとのこと。今回は発券の仕方が独特ですが、これもフィルタリングとダフ屋などの不正行為を防ぎたいというビョークさんからの要望による対処のようです。
このように私たちの情報は気付かないうちにデータベース化され活用されているわけですが、困ったことにお客さんからすればデータベース上の自分がどのようになっているかが見えないということ。いつも抽選に当たらないなぁと思っている人がいたら、もしかしたら気付かないうちにブラックリストに入っていた、なんてこともあるのかもしれません。まぁ、相当なことをやらかさない限りそんなことにはならないと思いますが。。
画像:フリー素材 http://www.ashinari.com/2010/07/23-338936.php?category=243