ホビーの一大イベント『2013静岡ホビーショー』を取材しました。今年の動向は、1980年代に中高生だった頃の大人に向けたホビーが多く展示されていました。スカイラインGTやホンダ・シティーなどの旧車、『未来少年コナン』と言ったアニメやフルセットで10万円を超えるセミトレーラーなど、大人向けのホビーが多く展示されていました。 作るという楽しみの展示は少なく、完成品などの展示が目立ちました。
ヘリコプターのラジコンはより簡単に
ヘリコプターのラジコンは非常に安価になりましたが、操作ミスで破損しやすいことは変わりませんでした。『UFO』はローターの周りがガードで覆われているので、墜落させたり、壁にぶつけてもローターの破損がありません。メーカーの説明では「ガードのため重量が増え、運動性能とバッテリーの持続時間が短くなるが、破損のリスクが減る」とのことです。 メーカー保証外ですが、ガードを外せば機敏になります。
『青島文化教材社』の『UFO』です。本物と同じ4chの操作が可能
『童友社』のヘリコプターは気球のようなガードで耐久性が上がっています。乱暴なデモでも破損はありませんでした。
旧車プラモデル
スカイライン、セドリック、ホンダシティーなどの1980年代のカーブームを味わった人なら楽しくなるプラモデルが発表されています。他にもデコトラや昭和の移動販売車などのモデルもあります。
青島文化教材社のプラモデルは旧車を中心にしたラインナップ
『ABC HOBBY』はスカイラインやホンダ・シティーなどの懐かしいラジコンを展示
『東京マルイ』はガンがメイン
東京マルイと言うとガンとユニークなモデルとの二本柱ですが、今年はガン中心の展示です。ガスグレネードランチャーの『M320A1』は18発の弾を同時発射出来るものです。
東京マルイの試射ブースは行列でした。
金属製のパーツを多用したり、質感を高めるというストレートなものが多いですが、今回の一番の目玉は、ガンとワイヤレスヘッドホンを接続すると、リアルな発射音が聞こえるというものです。 銃にジャックをつけるのではなく、ワイヤレスで接続するので、銃のリアリティーを下げることなく実現しています。
これは、サバイバルゲームなどの実用として使うのではなく、自宅でアクションを楽しむときに活用するのが良いのではと言われていました。
ガンアクション作品で”2011年YouTube NextUp”に入賞したSoezimaXの副島新五さん(手前)と従軍経験があり、ガンアクションの指導監修を行う細川雅人さん(奥)が東京マルイをインタビューしていました。
ワイヤレスヘッドホンでリアルな発射音を楽しむことが出来る新製品を発表しました。試射/視聴OK。
80年代のアニメなどがモデルに
『未来少年コナン』、『西部警察』、『ナイトライダー』など懐かしのアニメやドラマのモデルが展示されていました。
ナイトライダー(KITT,ナイト2000)のモデルです。もちろん前方は赤く流れます。
トミカは西部警察をラインナップ。ディスプレイパッケージ等が凝っているので大人向けです。
『未来少年コナン』のモデル。
他にも面白い物が有りました
独自色が強すぎるものを集めてみました。好きな人は感動するものだと思います。
『IWAYA』の航空機の模型は台座からサウンドが出ます。ジェット音、機内アナウンスなど飛行機が好きな人であれば気分が高揚します。
『童友社』のレオナルド・ダ・ビンチの発明の模型です。これは戦車です。
プラスチックがまるでチーズのように切れてしまう『エコーテック』の超音波カッターです。価格は3万円からと高価ですが、その価値はあります。
鉄道模型の『トミックス』で有名な『トミーテック』が出品していたバスです。レールがないのにバスが道路上をガイドされて走行しています。バスも鉄道模型のようにレイアウト上を走行させられる時代が来ました。
『DJI』の『Phantom』です。これをホビーというかは微妙ですが、カメラを搭載して空撮が出来るラジコンです。どちらかと言うと産業用という感じです。
2013年静岡ホビーショー案内
開催日:5/18~19(土日)
開催時:9:00~16:00(土曜日は17時)
入場無料、先着1000名様にはプレゼント有り
JR静岡駅北口11番線の県立病院高松線「登呂コープタウン」行(片道大人180円)にご乗車、「南郵便局ツインメッセ前」にて下車
静岡ホビーショー公式ページ
http://www.hobby-shizuoka.com/
筆者が撮影した2013静岡ホビーショーの動画
http://www.youtube.com/watch?v=Snusi5jfR84