もしかすると日本にいながらオーロラが見られるかもしれません! 書籍『Extreme Space Weather』の著者であり、宇宙物理学の研究者である片岡龍峰さんの公式X(旧Twitter)よると、「1958年2月のように東北地方や新潟でもオーロラが見られるかもしれません」とのこと。
本州の東北地方や新潟で見られるなんて
オーロラというと北極圏で見られるイメージがありますが、2024年5月11日夜、まさか日本で、しかも本州の東北地方や新潟で見られるなんて、とても希少な機会と言えるかもしれません。
<片岡龍峰さんのXツイート>
「太陽風の勢いは増しています。磁場は非常に強く南向き50 nT、高速700 km/s、高密度20 /ccと、さらに非常に大きく磁気嵐を発達させる条件が整っています。これから再び磁気嵐が強まります。このような状況が夕方まで続くと1958年2月のように東北地方や新潟でもオーロラが見られるかもしれません」
「日本全国のみなさんも、ぜひご自宅の近くから念のため、北の空にオーロラが出ていないか確認して頂き、撮影できた・見られた場合には教えて頂けないでしょうか、オーロラ観測の南限が、日本のシチズンサイエンスで決められるかもしれません」
太陽風の勢いは増しています。磁場は非常に強く南向き50 nT、高速700 km/s、高密度20 /ccと、さらに非常に大きく磁気嵐を発達させる条件が整っています。これから再び磁気嵐が強まります。このような状況が夕方まで続くと1958年2月のように東北地方や新潟でもオーロラが見られるかもしれません pic.twitter.com/Vn3h5WmC4b
— 片岡龍峰 (@ryuhokataoka) May 11, 2024
日本全国のみなさんも、ぜひご自宅の近くから念のため、北の空にオーロラが出ていないか確認して頂き、撮影できた・見られた場合には教えて頂けないでしょうか、オーロラ観測の南限が、日本のシチズンサイエンスで決められるかもしれません #オーロラシチズン
— 片岡龍峰 (@ryuhokataoka) May 11, 2024
今夜は北海道だけじゃなく、東北や新潟でもオーロラが見れるかも…だって!? 今回のはすごいなぁ https://t.co/kWOPPxG5UC
— 詩歩|絶景プロデューサー (@shiho_zekkei) May 11, 2024
北海道の名寄から、オーロラ生中継!🤩 https://t.co/l8ptfOvhrQ
— 詩歩|絶景プロデューサー (@shiho_zekkei) May 11, 2024
オーロラ確認の報告をしてみると研究の役に立てるかも
片岡龍峰さんは「撮影できた・見られた場合には教えて頂けないでしょうか、オーロラ観測の南限が、日本のシチズンサイエンスで決められるかもしれません」とも語っているので、もし目視で確認できることがあれば、報告してみると研究の役に立てるかもしれないですね。
一生の思い出になるかも
たとえ北極圏に行ったとしても見られないこともあるオーロラ。もし日本で観ることができれば、一生の思い出になる気がします。ずっと空を見ていると周囲に気がまわらないかもしれないので、安全を重視しつつ、オーロラ観察に挑みたいところです。
※冒頭イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より