暖かくなると「なまあし」のまま外出したくなる人、多くなると思います。タイツ、ももひき、ストッキング、いろいろと素肌を守る衣類はありますが、暖かい季節は男女関係なく「なまあし」で爽やかな風を感じながら歩きたくなるものです。
「なまあし」の漢字表記に関してツイート
毎日新聞 校閲センターの公式X(旧Twitter)が、「なまあし」の漢字表記に関してツイートし、注目を集めています。「なまあし」の漢字は「生脚」と「生足」のどっちが正しいのでしょうか? それについて以下のようにコメントしています。
<毎日新聞 校閲センターのXツイート>
「暖かくなって「なまあし」の女性が増えてきましたが、漢字で書くと「生脚」か「生足」か? 校閲記者も「脚」と「足」の使い分けにはよく迷っています」
#読めますか
歩度 =正解率45%
脚半 =74%
脛骨 =79%暖かくなって「なまあし」の女性が増えてきましたが、漢字で書くと「生脚」か「生足」か? 校閲記者も「脚」と「足」の使い分けにはよく迷っています。 #漢字 https://t.co/PEhgx7RU6y
— 毎日新聞 校閲センター (@mainichi_kotoba) April 29, 2024
<毎日ことばplusの記事より / 一部引用>
「脚と足の使い分けはよく迷います。例えば、暖かくなってくると「なまあし」の女性が増えますが、漢字だと「生脚」か「生足」か。「大辞林」第3版、「三省堂国語辞典」5、6、7版、「大辞泉」2版では「生足」と、いずれも「足」となっています。しかしそれでいいのかと少々疑問になります。「毎日新聞用語集」では「足」は「一般用語。手の対語、主として足首から先の部分」、「脚」は「主として太ももから下の部分、物を支える部分」とあります。「太ももから下」に注目したら「生脚」のはずですが、「一般用語」としては「生足」でもいいのかなあという気もします。もっとも「なまあし」は俗語なので、普通の新聞記事に出てくることはめったにありません。だから悩むこともほとんどないといえます」
感覚として「生足」のほうがしっくりくるかも!?
足は「一般用語。手の対語、主として足首から先の部分」、脚は「主として太ももから下の部分、物を支える部分」ということは、目に見える部分が素肌の場合は「生脚」が正しいということに!? しかし感覚として「生足」のほうがしっくりくるかも!?
「なまあし」にした影響で風邪をひかないように
ちなみにGoogle検索で漢字の使用頻度を調べてみたところ「生足」は356000000件、「生脚」は265000000件でした。「生足」のほうがよく使われているようです。とはいえ、どちらを使っても間違いとはいえない気はしますね。
暖かい季節になって、冷房がきいているお店が増えてきます。「なまあし」にした影響で風邪をひかないようにお気を付けください。
※記事画像はフリー素材サイト『写真AC』より