アラブ首長国連邦・アブダビ国際空港は、空港ターミナル利用者向けの休息用ポッド「GoSleep」を世界で初めて設置したと発表しました。
GoSleepは、横になって休みたい場合、チェアの形になっているポッドが平らになってベッドへシフトする仕組み。ちょっとした“シェルター”は、雑音をシャットアウトし、安全な休息を保証します。設計はフィンランド人デザイナーが手掛けました。
利用料は1時間12ドル(約1,200円)のクレジットカード払い。現在は10台を設置していますが、今年中に台数を増やし、さらにインターネット環境、充電機器、荷物保管スペースを増設する計画も。
肝心の評価は賛否両論あるようです。米国『NBC』によると、「利用料の高さが気になる」「閉所に耐えられない人もいるだろう」「乗客が足止めを食らった際に重宝しそうだ」などの意見が寄せられています。
アブダビ国際空港は、英国スカイトラックスの「エアポート・オブ・ザ・イヤー」で20位にランクインするなど、中東屈指の空港として知られています(ちなみに羽田空港は9位、中部国際空港は13位、成田国際空港は16位、関西国際空港は18位)。なお、成田-アブダビ、中部―アブダビ線がエティハド航空によって運航されています。
ちなみに、GoSleep等の設備がない空港ターミナルで一夜を明かすことを計画している人は、寝る方法を指南するサイト『The Guide to Sleeping in Airports』を参考にするとよいでしょう。「前もって欠航の可能性や予備のプランを考えておく」「座り心地の良いシートを持っていく」などの真っ当な提案だけでなく、ちょっとお得な情報(売店の売れ残ったスナック類がもらえる空港もあるらしい)も紹介しています。
画像: アブダビ国際空港のメディアリリースのキャプチャー
http://www.adac.ae/english/media-centre/press-releases/2013/2013-05-05-Abu-Dhabi-International-Airport-the-World-s-First-Airport-to-Launch–GoSleep–Sleeping-Pods.aspx