フランス『L’Est Républicain』によると、仏ドゥー県在住の男子大学生がFacebookで知り合った女性に自分の全裸動画で脅迫され、1,250ユーロ(約16万円)を騙し取られました。
先月13日、被害者の大学生はFacebook上で若い女性から「友達リクエスト」を受け取りました。あまりに美しい顔立ちだったので、謎めいたプロフィールは気にならなかったそうです。そして彼はメッセージをやりとりしているうち、過激な写真の交換に応じるようになりました。
最終的には「ウェブカムを通じ、ストリップショーを見せ合う」流れになり、大学生は本当に全裸になりました。彼は脱いだタイミングで撮影されていることに気づき、急いで回線を切りましたが、もう手遅れでした。
その後、大学生は悪意を込められたメールを立て続けに受け取った上、「全裸の映像を両親や友人に送り付けて、ネットにもアップする」と脅迫されました。自分の恥ずかしい行為が発覚することを恐れた彼は、何回かに分けてネット経由で振り込みを行いましたが、最終的には警察へ通報しました。
「(裸の画像や動画で脅迫されている)大多数の人は恥ずかしさから警察に相談したがりません。しかし、このような悪質な事件はよく起きています。ネットを利用する際は用心する必要があります」と地元警察の関係者はコメントしています。
捜査を開始した警察は、アフリカ・コートジボワール(以前はフランスの植民地だった)で活動する恐喝集団の犯行を疑っています。しかし、恐喝のテクニックが洗練されていたことから、犯人逮捕は決して楽観視できない状況とのことです。
ちなみに、昨年12月、LINEで知り合った女性の裸の写真で現金を脅し取ろうとしたとして、日本でも逮捕者が出ています。警視庁はSNS・コミュニティサイトでの注意点として、サイト内で知り合った人から「連絡先を教えて」「写真を送ってよ」「今度会おうよ」と言われても、実際にどんな人か分からないので、応じないように呼びかけています。
画像: フランス人大学生がFacebook経由で恐喝被害にあったことを伝えるニュースサイトのキャプチャー
http://planetivy.com/offbeat/37894/french-student-tricked-by-striptease-scam-forced-to-pay-e1250/