写真家として絶大な支持を得ている篠山紀信さんが2024年1月4日に他界した。83歳だったという。彼が撮ってきた写真は驚くほど多くの出版物として世に出され、その空気と被写体が「生きる」撮り方に、世の人々は感銘を受けてきた。
宮沢りえさんが自身の写真集『サンタフェ』画像とコメント
そんな篠山紀信さんに対して、女優の宮沢りえさんが自身の写真集『サンタフェ』(Santa Fe)の画像とコメントをX(旧Twitter)で発表し、注目を集めている。
<宮沢りえさんのXツイート>
「紀信さん、お悔やみ申し上げます。あなたが私にとってのサンタフェでした」
紀信さん、お悔やみ申し上げます。
あなたが私にとってのサンタフェでした pic.twitter.com/wM2BOvO03R— 宮沢 りえ🐟™️ (@yumeko_822_) January 4, 2024
宮沢りえの存在感をグンと昇華させた存在『サンタフェ』
宮沢りえさんが写真集の画像を掲載したのには理由がある。彼女の写真集『サンタフェ』は、篠山紀信さんが撮影したものだからだ。しかもこの写真集の描写があまりにも大胆だったことから、宮沢りえの存在感をグンと昇華させた存在でもあった。
篠山紀信さんの手腕による上昇気流
1988年に公開された映画『ぼくらの七日間戦争』で世間に宮沢りえの存在が広まり、美しく若い女優としてカリスマ的存在に。その3年後の1991年に『サンタフェ』が発売され、その地位を揺るがないもととした。
大胆な写真集を出さなくとも女優として絶大な支持を得ていた宮沢りえさんだけに、『サンタフェ』の登場はリスクでもあったが、結果として彼女を飛躍させる決定的な一打となった。そこには、篠山紀信さんの手腕による上昇気流が強くあったことは言うまでもない。
※記事画像は宮沢りえさんの公式Xツイート / 写真集『サンタフェ』表紙より