高知県土佐市が所有する施設『南風』。そこで営業している飲食店『カフェ ニールマーレ』(Cafe Niil Mare)。とても美しい海に隣接しており、素晴らしい立地のカフェといえる。
店長「地元の有力者に従わなかったら出ていけと言われました」
そのニールマーレの店長が、自身の公式X(旧Twitter)にて「地元の有力者に従わなかったら出ていけと言われました」と激白し、退去要求が出されてることが判明した騒動。最近あまりニュースになっていないので、「今どうなっているのかな」「無事だといいな」と思った人もいるかもしれない。
<ニールマーレ崖っぷちカフェ店長のXツイート>
「【拡散お願いします】田舎はどこもこうなんですか? 地域おこし協力隊として東京から高知に移住したのに、地元の有力者に従わなかったら出ていけと言われました。市役所も言う通りにしろと言います。「Twitterで発信します」と言ったら「たかがSNSや」と鼻で笑われました。現状を知ってください」
【拡散お願いします】
田舎はどこもこうなんですか?
地域おこし協力隊として東京から高知に移住したのに、地元の有力者に従わなかったら出ていけと言われました。市役所も言う通りにしろと言います。
「Twitterで発信します」と言ったら「たかがSNSや」と鼻で笑われました。現状を知ってください。 pic.twitter.com/udCYfTK1pG— 崖っぷちカフェ店長@理不尽な退去通告、私物化されたNPO法人と戦う (@kurumi121422) May 10, 2023
東京から高知に移住してカフェ運営に成功。
ところが、地元有力者がカフェオーナーと店長を追い出して乗っ取ろうとして書類を偽造する。
土佐市の建物なのに役所も地元有力者に言いなり。
こういうのがあるから、地方を嫌がって都市部で起業を選ぶ人が増えるんですよねぇ。。。 https://t.co/qplTPQSXpA— ひろゆき (@hirox246) May 10, 2023
協議は進められていたようだがトラブル発生
HNKが2023年7月23日に報じたニュースによると、「土佐市と飲食店、それに施設の指定管理者であるNPOの3者で解決策を協議する場が設けられましたが、NPOは原因の究明に対する土佐市の姿勢に不信感を示し、協議の枠組みからの離脱を市に申し出た」とのこと。
どうしてNPOが協議から離脱したのか? 報道によると、土佐市の顧問弁護士が「トラブルが起こった原因を掘り下げて争っても全く無意味で、時間の浪費だ」と発言したのが原因だという。
ニールマーレ店長が沈黙を破ってツイート
2023年8月19日現在、南風の公式サイトにはニールマーレのページがしっかりと残されており、完全に追い出されたわけではないようだ。そんななか、ニールマーレ店長が沈黙を破ってXに現状をツイート。以下のように語っている。
<ニールマーレ崖っぷちカフェ店長のXツイート>
「皆様ご無沙汰しております。皆様にご心配いただいております件は 図書館戦争ばりに発信するなと強要されておりますので 追々発信します! 今はかなり圧力鍋の中にいますので!! ご心配頂きありがとうございます!」
皆様ご無沙汰しております。
皆様にご心配いただいております
件は図書館戦争ばりに
発信するなと強要されて
おりますので追々発信します!今はかなり圧力鍋の
中にいますので!!
ご心配頂きありがとうございます!さぁ、大綱本番はじまりますよ!
ワクワクしない!!
#土佐市 #大綱 #大綱祭— 崖っぷちカフェ店長@理不尽な退去通告、私物化されたNPO法人と戦う (@kurumi121422) August 19, 2023
店長「発信するなと強要されております」
極めて興味深く、そして恐怖を感じるのは「発信するなと強要されております」という点。土佐市、NPO、そしてニールマーレの3社で、隠し事はなく、すべてを話して協議が進められていると思っていたが、「発信するな」と何者かから命じられているようで、不穏さを感じずにはいられない。
誰がニールマーレに「発信するな」と強要しているのか
NPOが協議から離脱したままだとしても、誰がニールマーレ側に対して「発信するな」と強要しているのか。「今はかなり圧力鍋の中にいます」とも表現していることから、かなりストレスが溜まっているようにも感じられる。
あくまで店長による発言
あくまでこの発言は店長によるものであり、NPOや土佐市、または他の関係者の声ではないため、この言葉だけでいろいろと確定・断定することはできない。
今後どのような展開になるのか現時点では不明だが、店長は「追々発信します」とも発言していることから、いまはその発言を待つしかなさそうだ。
※記事画像は崖っぷちカフェ店長の公式Xツイートより