餅は餅屋!掃除はリンレイ?業務用を手に入れて目的別に使いこなせ

  by 古川 智規  Tags :  

梅雨が明け暑い夏に突入した。キチンと掃除したつもりでも、水回りにはカビが発生したり、ぬめりが気になったりと、一筋縄ではいかないのがお掃除だ。
プロ用・業務用ともなれば有無を言わさずきっちりと片付けてくれるのだが、その業務用をもとに家庭用製品を送り出しているのがリンレイである。記者も愛用品があるが、なにせプロ用は目的別に製品が細かく分かれているので選択が困難なのが素人には頭の痛いところ。多くの目的別製品がある中で、今回は特にお風呂とシンク周りに絞って使ってみた。面倒くさい方には最後に記者愛用の最終兵器を紹介する。

同社の家庭用製品はウルトラシリーズが最強カテゴリーなのだろうか。どれも強力なアイテムで、一時期は大きなホームセンターくらいでしか手に入らなかったが、最近では広く雑貨を取り扱う店舗でも見かけるようになった。
「ウルトラハードコーティング キッチンシンク水まわり用」は、洗剤ではないので汚れを落とすものではないちょっと珍しいものだ。シンクのステンレスを撥水コーティングするものだ。車のフロントガラスやミラーにコーティングするのは今や常識だが、あれと同様のシンク版だ。常に水にさらされているステンレスシンクは意外にもキズで凸凹しており、そこに水が溜まりやすい。そこはぬめりやカビの原因となり後が厄介だ。本品を使用する前にきれいに汚れを落としてあげてから、吹き付けてコーティングする。写真は吹き付けてタオルで薬剤を伸ばしているところ。

そして乾燥させればコーティングは完了で、水がきれいに流れていくので乾燥も早くカビが発生する暇がない。毎日使用する主婦にはこのありがたみは理解してもらえるはずだ。

次にきれいにカビまで落としたはずのお風呂だ。確かに浴槽やユニットバスの隅のカビは落としているが、目地の部分は奥まっていることもあり、落ちにくい。そこで同社が最終兵器と断言するのが「ウルトラハードクリーナー カビ用」だ。本品は粘度が高いジェル状のカビ落としで、コーキング剤のように目地にノズルを押し付けてボトルを押せば垂れずにとどまる。そのまま放置してシャワーで流せばきれいに落ちるまさに最終兵器だ。防カビ効果は1か月続き、仮に金属部分に薬剤が付いても錆びにくい防錆剤を配合している。

そして普段のお風呂掃除には「ウルトラハードクリーナー バス用 防カビプラス」を使用する。なんとこれはこする必要がなく、スプレーしてシャワーで流すだけで洗浄と防カビとウイルス除去までやってくれる。もちろん、洗面台や床面にも使用できるので、ユニットバス丸ごと洗い流せばよい。

最後に記者愛用の最終兵器を紹介しよう。「ウルトラオレンジクリーナー」は、ロングセラーで面倒くさい人には最適な万能クリーナーだ。お風呂やトイレ、シンク等の水回りはもちろんだが、なんと洗濯時のスポット洗いにまで使用可能だ。

夏になると気になる襟袖口の皮脂は落としておかないと、酸化して後で黄色く変色し、衣替えの時に頭を抱えることになる。そこで、洗濯機に入れる前に本品をスポット的にスプレーしてしばらくしてから洗濯を始めると洗剤では落ちず目に見えない皮脂まできれいに流してくれる。1本あれば専用品がなくてもとりあえずは困らないアイテムだ。これでだめなら専用品に走るというのが良さそうだ。オレンジの香りも心地よいので、普段使いにはおススメだ。大掃除の時だけ専用品という使い方もアリだ。
洗濯機といえば、さすがに写真では紹介しにくいが「ウルトラハードクリーナー 洗たく槽用」を季節ごとに1回使用しておけば、洗濯機内の汚れが全部浮いて出てくるのでおどろく。目に見える洗濯槽はきれいなのに、その裏側は真っ黒なので、さすがにドン引きするはずだ。目に見えないところも徹底的にやるのが大掃除なので、こちらもたまに使用しておくときれいな洗濯機できれいに洗うという当たり前のことが実はできていなかったことに気が付くことだろう。

業務用のクリーナーを家庭で使用するのは確かに敷居が高いが、それを簡略化して家庭でも気軽に使用できるようにしたプロ用の製品で家庭を丸ごと楽にお掃除してみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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