橋下さんが仰る、教師、校長の総入れ替えというのは、学校の中の教育現場の風通しを良くするということもあると思いますし、総入れ替えすることで、出て行く先生方にも、他の学校、教育現場を知って成長してもらいたいってことだと思います。
橋下さん、突っ走り始めたら言葉足らず、説明不足なとこ出てくるから。
今回、記者会見を開かれた在校生の生徒さん達が、自分達の思いを公共の電波に乗せて、話すことが出来た、そのことは本当に良かったと思います。
そうなったのは、橋下さんの説明不足ではあったと思います。
でも、あれだけ熱く突っ走らせるのは、やっぱり亡くなった生徒さんの遺書、親御さんの思いを受け止められのことだと思うのです。
同じ子供を持つ親として、伝わるもの、察するにあまりある思いが、そうさせてるんだとも思います。
橋下さんが教師、校長含め総入れ替えするっていうのは、私はベストな選択だと思うのです。
今回記者会見を開かれた在校生の方々、その記者会見に出られた生徒さんに思いを託されたみなさん、今はわからないかも知れませんが、きっと世の中に出るとわかる日が必ず来ます。
政治家でも世の中の組織でもそうですが、一部の問題ある人間を排除したくらいでは、組織は簡単に変わらんのです。
結局、そこに長くいる人間が偉いというなんだかよくわからない、凝り固まった考えのもと、組織は今までとなんら変わることなく、また同じ日々に戻ります。
そして忘れた頃に、バレー部の監督のようにまた体罰を起こす可能性が残ります。
人間はたとえしんどい環境の職場でも、慣れたところで何事もなく、日々過ごせる方がラクなんです。
そのラクという言葉の中には、その中の力のある人の機嫌損ねず、可もなく不可もなくやっていけばいいかってことも含まれます。
人間はアホなので、簡単にそういうまぁいっか、他の人もそうしてるしという思いに流される人の方が多いのです。
そういう人達が日本をだめにしていくんです。
これは、世の中に出たら悔しくて痛いくらい思い知らされることになるはずです。
だから、昨日、記者会見で意見を言える場を与えられたこと、そこで話せた勇気、それを忘れないで、ちゃんと自分の意見を言えるそのままで世の中に出てきてもらいたいと心から思います。
橋下さんは、亡くなった生徒さんの死に報いるには、根本から教育の現場を変えなあかんと思ってると思いますし、それがこれからこの学校に入ってくる生徒さん達のためになると思ってると思います。
今、学校にはいい先生もおられるのも本当なんだと思います。
でも、その先生方でさえ、たった一人の生徒さんを救えなかったことも事実です。
たった一人の生徒さえ救えない先生のままでいたらだめなんです。
今回、在校生の方々が記者会見にのぞんだという1歩踏み出すことが出来たのと同じく、今いる先生方も他の学校で新しい教育現場を見て、勉強して生徒さん達と同じように成長していくべきなんです。
それが出来て初めて死に報いるってことになるんだと思います。
今いる先生方からこれからも指導を受けたいという思いは、よくわかります。
私も会社にいる上司の中で、まともな上司とだけ仕事したいって思います。
でも、それじゃ人は強くも優しくもなれないし、成長もしないんです。
今いるいい先生方から教えてもらって良かったことは、次、新しい先生が来られた時に、こういうやり方はどうでしょう?って提案していくことだって出来ます。
そして新しい先生から新しく学ぶことも必ずあります。
勇気を出して記者会見にのぞまれた勇気を持って、新しい先生と共に成長していく、それが残された生徒さん達が亡くなった生徒さんのために出来ることだと思います。
今回の橋下さん含め、大人が言ってることの意味が必ずわかる時が来ます。
それがわかった時に、今度はあなた達が人を育てられる人になっててもらいたいと心から願わずにはいられません。